梅ジャムの作り方は以外と簡単!賞味期限や食べ方のアレンジいろいろ
梅の時期になると梅酒や梅干しを作る方も多いのではないでしょうか。
梅の処理は少し面倒そうに感じるかもしれませんが、ジャムは簡単にできますよ。
梅酒作りに使えない傷のある梅や梅酒に漬け込んだ梅は、梅ジャムにするのがおすすめです。
ジャムなら毎朝のトーストや料理にも使えます。
梅ジャムは青梅から作る方法や、梅酒や梅酢用の梅から作る方法など、作り方はいくつかあります。
どの作り方でもそれほど手間がかからず、以外と簡単です。
自家製だと気になるのが賞味期限ですが、梅は他の果実と違い長く楽しめます。
出来上がり後に容器を脱気すればより長期保存が可能です。
賞味期限が長いので、たくさん作って少しずつ食べても良いですね。
では簡単な梅ジャムの作り方と、賞味期限について見ていきましょう。
青梅からの作り方
爽やかな酸味と甘い香りが美味しい梅ジャム。
甘さ加減を砂糖の量で調整します。
青梅から作る場合は、仕上がりが固めになります。
梅を追熟させてから作ると、甘みのあるジャムに仕上がります。
梅干し作りに向かない傷がある梅でも、火を通すので問題なく作ることができます。
●材料
青梅(黄色いものでも可) 1kg
砂糖 800g(梅の重量の50%〜90%)
塩 小さじ1/4
●作り方
⑴梅を洗って、竹串などでヘタを取る。
⑵鍋に水を沸かして、梅を茹でる。青梅の場合は水を入れ替え再度茹でる。
⑶柔らかくなったらザルに取り、種を取り除いて鍋に入れ砂糖を加えて煮る。
⑷沸騰したら塩を入れ15分程煮詰め、少し柔らかめで火を止める。
⑸熱いうちに煮沸消毒した容器に入れる。
梅酒や梅酢の梅の実からの作り方
梅酒を作ったときの梅の実の再利用ができます。
梅酒の梅をそのまま食べるのも良いですが、多すぎる場合はジャムにしてみてはいかがでしょうか。
●材料
梅酒の梅 900g
砂糖 300g
レモン汁 1/2個分
●作り方
⑴鍋に梅と、梅がかぶるくらいの水を入れ、梅がふっくらするまで煮る。
⑵梅をザルにあげ種を取る。
⑶鍋に梅と砂糖、レモン汁を入れ、弱火で煮詰める。
⑷熱いうちに煮沸消毒した容器に入れる。
賞味期限について
出来上がったジャムは冷蔵庫で保存しましょう。
砂糖が多い場合は、より長期の保存ができます。
梅には殺菌作用があるので他の果物よりも保存はしやすいですが、2週間程度で使い切るのが無難です。
たくさん作った場合は冷凍保存用の袋に入れ、冷凍庫で保存すると良いでしょう。
より長期の保存のためには脱気をして真空にしておくと、冷暗所なら1年ほど保存が可能です。
●脱気の仕方
⑴鍋に保存容器の高さの1/2量の湯を沸かす。
⑵ジャムを保存容器のフチから5ミリ下まで詰めた状態で軽くふたをし、鍋に入れ20分煮る。
⑶ふたを一瞬開けシュッと音がしたら再度締め直し、さらに20分鍋で煮沸消毒する。
⑷自然冷却させ完成!
蓋の中心が凹んでいたら、脱気成功です。
開栓後は冷蔵庫で保存し、2〜3週間以内に食べきるようにしましょう。
梅ジャムの楽しみ方
梅ジャムはパンやケーキなど洋菓子にもよく合います。
また紅茶など飲み物に添えたり、ヨーグルトのトッピングにも爽やかな甘みがぴったりです。
暑い時期には冷たい水やソーダで割って、爽やかなドリンクが作れます。
また、梅ジャムは料理にも使えます。
肉や魚料理の漬けだれやソースに柑橘類の代わりに加えたり、ドレッシングも作れますよ。
即席ドレッシングなら濃縮めんつゆと合わせれば完成です。味はお好みで調節できます。
梅には疲労回復効果のあるクエン酸が含まれていて、健康にも役立ちます。
梅ジャムをそのまま食べるのはもちろんですが、お菓子にお料理に、アレンジもいろいろ楽しんでみてくださいね。