渋柿の食べ方は干し柿以外も!渋抜きをして美味しく食べよう

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スーパーなどで売られている柿は甘柿が多いのですが、お裾分けで頂いた柿が渋柿だった事はありませんか?

渋柿の食べ方として、干し柿にするのはよく知られていますね。

渋柿は渋すぎて、渋抜きという作業をしないと食べる事ができません。

干し柿は、渋柿を干す事で渋抜きをしているのです。

渋柿の美味しい食べ方に、干し柿にする以外の方法はと言うと…。

実は、家庭でできる簡単な渋抜きの方法がいくつかあるのです。

では渋柿の食べ方と簡単な渋抜きの方法について、ご紹介します。

渋柿が渋いのは?

柿には甘柿と渋柿の2種類あり、1000を超えるほどの品種ありますが、その多くが渋柿とされています。

この柿渋の主成分はタンニンで、実は甘柿にも含まれています。

甘柿は実タンニンが不溶性なので食べられますが、渋柿は水溶性で渋みが大変強くそのままでは食べる事ができません。

柿が完全に熟すのを待てば渋みは無くなりますが、かなり果肉が柔らかくなるまで待つ必要があります。

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渋抜きの方法

熟して柔らかくなったものや干し柿の食感ではなく、フレッシュで歯ごたえのある食感を楽しみたい場合には、以下の渋抜きの方法がおすすめです。

渋柿の種類によって適した渋抜きの方法が異なるようですから、順番に試してみるのがおすすめです。

⑴アルコールにつける

ご紹介する方法の中では最も簡単で、尚且つしっかり渋抜きができる方法です。

焼酎やホワイトリカー、ブランデーなど、アルコール度数が35度程度のものを渋柿のヘタに付け、ビニール袋で密封し、涼しいところで4〜5日置くだけです。

⑵りんごと一緒に保管する

りんごと他の果物を一緒に保管することで、追熟させることができます。

柿の渋抜きも追熟の効果によるもので、これと同じ原理です。

りんごと一緒にビニール袋に入れておくと、りんごから発生するエチレンガスにより渋柿が追熟できます。

この方法ですと渋が抜けた頃には、柿の食感は柔らかくなっています。

柔らかい柿が好きな人にはおすすめです。

⑶お湯につける

湯抜きと言って、40度くらいのお湯に一晩つけておく方法です。

温泉で渋抜きをする所もあるそうです。

お湯の温度が高すぎると、皮にひびが入ってしまうことがあるので温度には気をつけましょう。

柿の日持ちが悪くなるので、食べる分だけをお湯につけることをおすすめします。

⑷ドライアイスを使う

業務用での方法で、炭酸ガスを用いて大量の柿の渋抜きをします。

家庭ではドライアイスを用いれば可能な方法です。

ドライアイスと渋柿を密閉容器に入れて4〜5日置いておくのですが、この時にドライアイスが柿に触れないようにしましょう。

渋抜きの定番:干し柿の作り方

渋抜きの定番といえば、干し柿作りですね。

時間はかかりますが、以外と簡単に作ることができます。

甘柿でも干し柿は作れますが渋柿の方が糖度が高いので、渋柿で作った方が甘く仕上がります。

●作り方

⑴渋柿は洗って皮をむき、ヘタに紐を結ぶ(柿が触れないように間隔をあけること)

⑵沸騰した湯に10秒程くぐらせる(カビ防止のため

⑶日当たりと風通しの良いところに吊るす

⑷1週間〜10日程して柔らかくなったら、実を手で揉む(2、3日に一度

⑸3週間程してお好みの硬さになれば出来上がり

柿の栄養:ビタミンが豊富!

柿にはビタミンA、ビタミンCとカロチン、そしてカリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。

昔は柿が赤くなると医者が青くなると言われてきたように、栄養豊富な柿は健康増進に役立てられてきたようです。

また、柿は悪酔いにも効果があるそうで、二日酔いにも効果が期待できますよ。

干し柿にすると、ビタミンCは殆どが失われてしまいますが、その代わりにβカロチンが増えます。

柿は体を冷やす作用があるとは言われてきましたが、栄養価が高いので実際は食べても冷やさないそうです。

美味しく栄養が豊富だからと言っても柿はタンニンを多く含むので、食べ過ぎると鉄分の吸収を阻害してしまいます。

渋抜きをして美味しくなった柿の、食べすぎにはくれぐれも気をつけてくださいね。

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