着物を取り入れた生活がしたい!付け下げと訪問着の違いが知りたい!
最近見かけるようになったのが、着物を着て出かける方。
上品なマダムはもちろんのこと、若い女性でも見かけるようになってきました。
日本らしい服装の着物を取り入れたいという方は、思っている以上に多いのかもしれませんね!
でもまだ着物慣れしていないという方は、どの着物をいつ着て行けばいいのかもご存知ない方が多いかもしれませんね。
特にややこしいのが、セミフォーマルな着物として知られる付け下げと訪問着。
どちらも上品な着物で、似たようなイメージの付け下げと訪問着、どう違いがあるのでしょうか?
そこで今回は、そんな付け下げと訪問着の違いについてご紹介しましょう!
今回ご紹介する違いをしっかり覚えて、着物を楽しんでくださいね。
付け下げと訪問着って違いがあるの?
それでは早速、付け下げと訪問着の違いについてご紹介しましょう!
一体どんな違いがあるのでしょう?
まずはそれぞれの着物についてご紹介します!
付け下げ
付け下げとは、未婚既婚問わず着ることができる、お出かけ用の着物です。
ちょっとしたお出かけなら、十分すぎるくらいのものです。
柄は比較的シンプルなものが多く、使いやすく合わせやすい着物と言ったところでしょうか?
反物の幅の範囲で収まるように柄が入っています。
この着物は戦時中に生まれた着物で、華やかな着物を着ることを禁止されたことから生まれたようです。
基本的に反物の状態のまま柄をつけるので、着物のようになっておらず、反物のままになっていることが多いです。
反物のままなので、着物を縫える自信があるという方が必要です。
訪問着よりは格が下の着物だと言われています。
結婚式などには適しませんが、同窓会や楽しみにしている舞台、カジュアルなパーティーなどにはおすすめですよ!
レンタルすると、高くても20,000円程度になることが多いようです。
訪問着
それでは訪問着はどうでしょう?
こちらも既婚未婚関係なく着ることができる着物です。
洋服ならパーティードレス程度の着物ですね。
こちらは華やかなデザインのものが多く、縫い目関係なく図柄が描かれています。
大きくて目を引く図柄を持つ訪問着は、一度仮仕立てしてから図柄を書く方法を取っているそうです。
結婚式や、大きなパーティー、改まった格式の高い場所にも着て行くことができます。
テレビ等で見る、園遊会のニュース。
天皇陛下もいらっしゃる年に二回の行事ですが、この時に女性が来ている着物は訪問着の方も多いようです。
これほど格式が高い場所にも着て行くことができますよ!
レンタルだとしても、最低でも15,000円程度から、高いものでは100,000円超えするものもあるんだとか。
それほど華やかで目を引く豪華な着物だという事です。
あなたは知ってた?着物のランク
付け下げや訪問着の他にも、着物の種類はたくさんあります。
では一体、格としてはどんなランクとなっているのでしょうか?
打掛・黒留袖・本振袖・喪服
一番格が高いのがこのグループです。
打掛は白無垢や色打掛など、いわゆる現代の花嫁衣装のことです。
黒留袖は既婚女性の第一礼装で、花嫁の母親、親族が着用します。
本振袖は未婚女性の第一礼装で、成人式はもちろん花嫁衣装としても着ることができます。
喪服はそのまま、お葬式用の着物ですね。
色留袖・訪問着・振袖・色無地・江戸小紋の紋付
次に格が高いのがこのグループ。
色留袖は、黒以外の袖模様の着物で、既婚女性や振りそでを卒業した女性が着る着物です。
訪問着はご説明したとおりです。
振袖は、未婚女性の礼装着で、茶会や気軽なパーティなどにもおすすめです。
色無地は、地紋を黒以外で染めた着物のことで、柄のない着物です。
一つ紋をつけて茶会などで使われることが多いようです。
江戸小紋の紋付は、細かい柄が施された着物で、紋がついていれば茶会など準礼装として使用できる着物です。
付け下げ・小紋・絞り・お召・更紗
こちらがその下のものです。
付け下げはご紹介したとおりですが、他の物も付け下げと同じような場所で着て行くものです。
適応範囲が広く、様々な種類があるのも、このグループの特徴です。
更に下に浴衣や街着、普段着があります。
場所によって、着て行く服には気をつけよう!
着物は意外と細かく種類に分かれていて、使えるシーンも様々です。
全部は覚えられなくても、付け下げと訪問着の違いは覚えておくといいですね!