鉄骨と鉄筋ってどう違いがあるの?防音性の違いについても知りたい!
鉄骨と鉄筋という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。
どちらの場合でも、頑丈な建物に使われる物といった印象ですよね。
でもこの鉄骨と鉄筋って一体どんな差があるのでしょう?
また、建物で気になるものと言えば防音性ですが、防音性に関しても違いがあるのでしょうか?
そこで今回は、鉄骨と鉄筋の違いと、それぞれの防音性についてもご紹介しますよ!
家を建てようという方はもちろん、家をお探しの方もぜひ参考にしてくださいね!
鉄骨と鉄筋にはどんな違いがあるの?
それでは早速鉄骨と鉄筋の違いについてご紹介しましょう!
一体どんな違いがあるのでしょうか?
鉄骨
まずは鉄骨についてご紹介しましょう。
鉄骨とは「建物の骨組みとなる物のこと」です。
とはいえ骨組みとなる物にはいくつか龍類があり、その中でも「鋼」や「鉄製」の物を鉄骨と呼びます。
鋼造、または鋼という意味を持つStealから名前を取り、S構造、S造と呼ばれることもあります。
しなやかさを取り入れるために使われ、また工場で溶接などをしてから現場で組み立てることもできるといった利点があります。
鉄筋と比べるとコストが低く、2階建てのアパート等広い間取りがほしい建物に多く使われます。
・鉄骨の種類
鉄骨はその中でも2つの種類に分けることができます。
まずは「重量鉄骨」です。
こちらは柱や梁と言ったしっかりとした支える物を取り入れて、家を建てる方法です。
鉄骨の厚みも6mm以上あり、しっかりとした鉄骨が使われます。
高層ビルなどの大規模建築物を作る際に使われています。
もう一つは「軽量鉄骨」です。
こちらは細い鉄骨をたくさん使って支えることで建てられます。
鉄骨のアルミは6mm以下となりますが、その分たくさんの鉄骨を使う事になります。
一般的な家庭等で使われています。
鉄筋
では鉄筋とはどんな意味があるのでしょう?
鉄筋は「コンクリートを補助するため物」といった役割があります。
ですので、鉄筋だけで作られた建物はありません、コンクリートとセットで使われています。
鉄骨は数センチの丸い鉄の棒で、それを複数用いて建物の形を作ります。
そこへコンクリートを流し込むこんで建物を建てます。
この鉄筋とコンクリートのコンビは、お互いの弱点を補う関係です。
鉄骨は圧縮力に弱く、さびやすいのが弱点ですが、引っ張る力には強いです。
反対にコンクリートは引っ張る力が弱いのですが、圧縮力には強いです。
鉄骨よりも手間とコストはかかりますが、こういったお互いの弱点を補い、得意分野を活かすことで、かなり耐久性の高い建物が完成します。
枠組みを比較的自由に変えることもでき、一般の家庭用やマンションで使われることが多いですね。
鉄筋鉄骨コンクリートって何?
更に鉄筋と鉄骨、両方を使った物もあります。
これはその名のとおり、鉄筋コンクリートに鉄骨もプラスしたものです。
鉄骨のしなやかさをプラスすることで、より強度が増しますので、こちらも大規模建築物を建てる時に使われていますよ!
ただ、その分コストがかかってしまいますので、それがデメリットとなります。
鉄骨と鉄筋では防音性に違いはある?
では最後に、防音性についてご紹介しましょう。
鉄筋の方が防音性が高い
鉄筋コンクリートのメリットの一つとして「防音性の高さ」というものがあります。
遮音能力というのは、重い材料を使用するほど高いと言われています。
鉄筋コンクリートはコンクリートと言った重い材料を使って作られていますので、高い防音性を期待できます。
一方鉄骨は断熱材など軽い材料が壁となっている場合も多いです。
ですので一般的には防音性は低いと言えると思います。
特に軽量鉄骨は重量鉄骨よりもより防音性は低いと言われています。
ただし、鉄筋コンクリートの場合でも、コンクリートの壁が薄ければ話は別です。
壁を叩いてみよう
防音性について気になる時は、軽く壁を叩いてみるのがおすすめです。
防音性が高い壁はしっかりとつまっているような音がするのみで、響くようなことはありません。
しかし、軽い素材は軽い音がしますので、そういったところで判断してみるのもいいですね。
メリットデメリットは大きい
鉄骨と鉄筋には、意外と大きな違いがありました。
防音性に関しても違いがあるので、あなたが一番何を重要視しているのか、と言うところをよく考えて家を探してみてくださいね!