低温やけどの症状は思った以上に重い?初期症状ってどんなもの?コールドスプレーにも要注意!
よく目にする低温やけど。
カイロの注意書きなどにも書いてあって、なじみ深いと言えるかもしれません。
低温やけどだから、ふつうのやけどよりはましでしょ?と思っている方も多いかもしれませんね。
しかし実際は、低温やけどの方が厄介だとも言われているんです。
低温やけどは初期のうちに対応することが大切。
ではそんな低温やけどの初期症状とはどんなものでしょう?
またこの処置を行う時、コールドスプレーを使うという方も多いかもしれません。
でもコールドスプレー、使ってはいけないという話なのですが本当なのでしょうか?
今回はそんな低温やけどの初期症状と、やけど時のコールドスプレーについてご紹介しましょう。
ぜひ参考にしてくださいね。
低温やけどの症状について!初期はどんな症状?
それではまず、低温やけどの初期症状についてご紹介しましょう!
一体どんな症状なのでしょうか?
皮膚が赤くなる
低温やけどの主な初期症状は皮膚が赤くなることです。
例えばカイロをあてていたところが赤くなっていたら、低温やけどの症状が出ています。
ちょっとピリピリしている
カイロや湯たんぽをあてていた場所が、なんだかピリピリしている、というのも低温やけどの症状の一つです。
ただ、強い痛みではないので、放っておく方も多いかもしれません。
これらの場合は、比較的軽い症状の場合もあります。
10度位の流水で冷やせば治る場合もあります。
ただこれらが軽い症状であるかどうかは、日が立たないと分からないこともあります。
特に痛みを感じない場合は、かなりひどい火傷の状態になっている可能性があります。
低温やけどをしたかな?と思ったら、すぐに皮膚科、または形成外科へ行きましょう。
水泡
一日程経つと低温やけどの場合水泡ができることがあります。
この場合はすぐに病院へ行くようにしてください。
この場合の痛みの程度は関係ありません。
やけどしたところに水泡ができることが問題なので、すぐに病院へ行くようにしましょう。
白や茶色の皮膚
赤ではなく、白かったり茶色くなっていた時は、かなり深くまで熱が浸透し焦げてしまっている可能性があります。
すでに皮膚組織などは壊滅状態で手術が必要な場合も多いです。
一刻も早く病院へ行くようにしてください。
救急車を呼んでも構いません。
放置は皮膚の壊死にも繋がります
痛みがないから、赤みも大したことがないからと放置すると、皮膚が壊死する可能性があります。
低温やけどの恐ろしい所は、気付かないうちに皮膚の奥の方まで熱が伝わりやけどしてしまう事です。
つまり、気づかないうちに重い症状になっている可能性がある、という事です。
恐ろしいですよね。
低温やけどかなと思ったら、まずは病院で相談するようにしてください。
低温やけどはコールドスプレーを使って対処する?
スポーツをしている方や、夏が苦手という方はコールドスプレーを持っているという方も多いのではないでしょうか?
炎症などを鎮める効果がありますので、熱さ対策以外にも、ねん挫などの時にアイシングとして使われていますよね。
これらを使うのはどうなのでしょう?
そもそも用途が違います
コールドスプレーには、確かに炎症を鎮めるアイシング効果があります。
ただ、火傷となるとまた話は違ってきます。
筋肉などの炎症には効くのですが、やけど用のアイテムではありません。
使わないようにしてください。
また、同じ所に当て続けることでコールドスプレー自体が低温やけどのような症状を引き起こす可能性もあります。
この場合は低温やけどというよりも、凍傷になるそうです。
使い方には十分注意しましょう。
正しい対処法
低温やけどをしたかも、という場合は、10度程度の水で15~30分ほどしっかりと冷やしてください。
その後病院へ行きましょう。
また、その傷口を触らないことがとても大切です。
患部を冷やし病院で診てもらったら、触らないように気をつけましょう。
跡が残ることもありますよ。
やけどをした時の対処はとても大切。
後々跡を残さないためにも、しっかりと対応してくださいね。
低温やけどは恐ろしい症状です
低温やけどだからと甘く見ると、手術が必要な状態になることも、意外と多くあります。
それなのに大体はその痛みにすら気付かない恐ろしい症状なんです。
暖房器具などを長時間使用した場合は、低温やけどをしていないかチェックしましょう。
そして少しでも変だと思ったら病院へ行ってくださいね。