礼服とスーツの違いについて知りたい!~女性編~
誰しも1着は持っておきたい、礼服やスーツ。
学生の時は学生服でよくても、社会に出るとそう言うわけにはいきませんよね。
でも礼服とスーツって違いがあるのでしょうか?
一緒のような気もしますが、実際はこの二つ、見る人が見るとはっきりとわかる程の違いがあります。
礼服とスーツの違いをしっかりと覚えておかないと、恥をかく場合があります。
また、男性と女性では若干使い方が異なりますので、それぞれで覚えておきたいですよね。
今回は礼服とスーツの違いでも、女性にポイントを絞ってご紹介します。
女性の方はぜひ参考にして、どんな時でもきちんと対応できるようにしてくださいね!
礼服とスーツの違いって?~女性編~
では早速礼服をスーツの違いについてご紹介しましょう!
女性の場合は、形からかなり違いがありますので、スーツとは分けて持っておいた方が良いです。
礼服
ではまず礼服についてご紹介しましょう!
礼服は「フォーマルウェア」の事です。
冠婚葬祭など威厳を正し、敬意を表す時に着る服です。
1年に一回着るかどうかというほど、着る頻度は低いのですが、常識として一着は持っておきたい服です。
基本的にはワンピースやドレスにあたり、女性の場合スーツは礼服としてあまり着ないかもしれません。
・礼服の中でも3つの段階があります。
礼服は着て行く場所によって少し内容が異なります。
正礼服
一番格が高いのがこの正礼服。
祝いの席や葬儀で着用可なだけではなく、皇室行事でも使えます。
具体的には慶事の場合は、中振袖や黒留袖、白無垢とアフタヌーンドレス等です。
弔事の場合は和装の黒喪服のみです。
準礼服
次に格が高いのがこの服で、セミフォーマルと呼ばれています。
一般的な方が持っている礼服は、このセミフォーマルであることが多く、実際セミフォーマルがあれば十分対応できます。
慶事ならカクテルドレスや色留袖、振袖、セミアフタヌーンドレスなどです。
弔事なら色無地や黒無地のワンピースやアンサンブルなどです。
略礼服
礼服の中で一番下となるのがこちらです。
おこさんの入学式や卒業式、カジュアルや結婚式2次会などでも使えます。
また、親族でない弔事の場合に「使わなければならない服」でもあります。
慶事の場合は付け下げやワンピース、ツーピーツスーツ、デイタムドレスでもOK。
弔事はスーツやアンサンブル、ワンピースでも可です。
・色
女性の場合は行く場所によって好まれる色が変わります。
慶事の場合は、白や白に近い色を避けた色を選びます。
黒でもよいのですが、華やかさを出したいので、アクセサリーなどで華やかになるよう心がけましょう。
ただ、肌の露出度には気をつけてください。
喪服として使う場合は、必ず黒です。
この黒も普通の黒ではなく、スーパーブラックや墨黒と言った特殊な黒い色を使うようにしましょう。
薄い黒や紺などはNGです。
また、フリルやデザインのあるものは避けましょう。
・素材
慶事の場合はシルクやウール、光らない繊維等が昼用素材としてあり、ベロアやサテン、ラメや光る素材の物は夜用の素材として使えます。
弔事の場合は洋服ならウール、ポリエステルなどで、和服の場合は素材に気を使わなくてもOKです。
スーツ
スーツはYシャツとジャケットに、スカートやパンツを合わせたもので、普段着る服装の事です。
女性の場合、礼服でスーツを着る場面はあまりありませんので、スーツは普段用と考えると良いかもしれません。
とはいえ略礼服はスーツでも可でしたよね。
どんな部分を気をつければよいのでしょう?
・大きな差は色と形
ビジネススーツと礼服スーツの違いは、なんといっても色です。
通常のスーツは黒と言っても若干グレーがかっており、見る人が見ると分かります。
フォーマルな場で着ると、場合によっては恥をかくだけではなく、お叱りを受ける場合もありますので注意しましょう。
略礼式はスーツが良いというのであれば、ビジネス用とは分けておきましょう。
・礼服をビジネス用で使えるの?
マナー違反ではありません。
ただ、黒の場合は葬式の予定が入っているのかなどと思われることもありますので、避けた方が無難です。
礼服とスーツは同じではない!
女性の礼服は、基本的にスーツは着用しません。
ですので、必ず礼服としてワンピースなどを一着持っておくのがおすすめです。
略礼式の服としてスーツがほしい場合は、普段のビジネス用とは必ず分けて持っておきましょう!