布基礎とベタ基礎ってなんのこと?違いについて知りたい!
あなたは自分の家の基礎がどんな方法で建てられているか、ご存知ですか?
主な基礎として布基礎とベタ基礎というものがあるのですが、それそれの基礎にどんな違いがあるのか、ご存知の方は少ないかもしれませんね。
実はこの布基礎とベタ基礎ではかなり大きな違いがあるんです!
ではそれぞれ一体どのような基礎のことを言うのでしょうか?
そこで今回は、そんな布基礎とベタ基礎の違いについてご紹介します。
一体どんな違いなのか、家を建てようとお考えの方は、ぜひ一度目を通してみてくださいね!
布基礎とベタ基礎の違いって?
それでは早速、布基礎とベタ基礎の違いについてご紹介しましょう!
一体どんな違いがあるのでしょうか?
布基礎って何?
ではまず布基礎についてご紹介しましょう!
布基礎とは「建物の外周と間仕切りの部分のみに、逆T字型の鉄骨コンクリートを入れる」基礎のことです。
もう少し分かりやすく言うと、壁の下にのみ鉄筋コンクリートを埋め込む基礎です。
ですので壁のない床下に関しては、薄いコンクリートが敷かれているだけの状態、となります。
とてもシンプルで、コストも最小限でおさえることができます。
ただ湿気がこもりやすいため、その処置をすると高くなることもあります。
一見するとなんだか弱い感じもしますが、そんなことはありません。
家を建てる地盤の状態にもよりますが、布基礎の場合は基礎となるコンクリートの長さが長くなっています。
これは上からの力には強いという事です。
ですので上からの重さをしっかりと支える時、思っている以上にしっかりと支えてくれるという事です。
地盤の強さや耐久性に問題がない土地の場合は、布基礎でもしっかりと家を支えてくれます。
逆に基礎の軽さによって、地盤の緩い地域では地震に強いとも言われています。
実は鉄筋コンクリートの建物は、この布基礎を使って作られていることが多いようです。
建物自体がとても重いので、比較的軽い布基礎だとバランスが取れ地盤も沈みにくいです。
また上からの力に強い布基礎の方が、重い鉄筋コンクリートには向いていると言えます。
ベタ基礎
ではベタ基礎ではどうでしょう?
ベタ基礎の場合は「床一面を鉄筋コンクリートで補強した」基礎のことを差します。
聞くと布基礎よりもかなり頑丈な気がしますよね。
実際床全体で家の重さを支える仕組みになりますので、負担が分散されることで安定感も増すと言われています。
面で支えますので、揺れにいというのも強みです。
また、コンクリートが防湿の役割を果たすため、特に防湿対策を打つ必要はありません。
その為現在ではこのベタ基礎を使う会社も多く、特に木造建築ではこちらが主に取り入れられているようです。
しかし、ベタ基礎の場合は布基礎とは違い、コンクリートの高さは低いので縦方向からの力に比較的弱いです。
そしてなにより、基礎がかなり重くなります。
鉄筋コンクリートなどと組み合わせると、かなり重くなり地盤が沈みますよね。
こうなると逆に地震に弱い家となってしまいます。
ですので、重い建物ではなく木造建築など軽い建物に対しての基礎としては最適だと言えます。
布基礎とベタ基礎の違い
では最後に、布基礎とベタ基礎の違いについてご紹介しましょう!
まず布基礎は壁がある部分の下にのみ、鉄筋を入れて支える基礎の事でした。
シンプルで比較的軽い構造なので、重い建物に最適です。
ベタ基礎は布基礎と違い、床全体に鉄筋を入れ込んで、面で支える基礎のことです。
安定性もばっちりで、揺れにくいのも特徴です。
ベタ基礎自体にはかなり重さがあるので、地盤が沈みすぎないよう軽めの家との組み合わせがおすすめです。
このようにまとめてみると、かなり二つの基礎には違いがあると思います。
あなたが家を建てたいところの地盤はどんな状況なのかをしっかりと知り、またどんな素材で家を作るのかもしっかりと覚えておきたいですよね!
布基礎とベタ基礎は、あなたにあった方を選びましょう
なんとなく布基礎の方が手軽そうだから、ベタ基礎の方が頑丈そうだから、という理由で基礎を選んではいけません。
あなたの家にあった基礎選びがとても重要です。
ぜひ今回の記事を参考にして、基礎のことにまでしっかりと選択してくださいね!