NTSC?PAL?一体何のこと?違いについても知りたい!

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今や世界中でみることができるテレビ。

様々な国で、いろんな番組が放送されています。

そんなテレビ、実は種類があるのをご存知ですか?

一番種類なのはNTSCとPALと呼ばれる種類で、国によって違いがあります。

日本の場合はNTSCと呼ばれる方式を採用し、日本で販売されているものはほとんどNTSCのみに対応したものです。

ただ、他の国ではPAL方式を取っている国もあり、様々です。

しかし、一体このNTSCとPALにはどんな違いがあるのでしょう?

またこの違いによって生まれる弊害はあるのでしょうか?

そこで今回はそんなNTSCとPALの違いについてご紹介します!

NTSCとPALってどう違うの?

それでは早速NTSCとPALの違いについてご紹介しましょう!

一体どんな違いがあるのでしょうか?

NTSCってなに?

まずはNTSCから見ていきましょう。

日本におけるテレビの種類はこのNTSCとなります。

NTSCは「National Television System Committee」の略語となり、「全米テレビジョン放送方式標準化委員会」のことを差します。

ただ実際はこの委員会の事を差すのではなく、この委員会が決めた放送規格の事を差すことが多いです。

もう少し分かりやすく言うと、テレビの放送方式の違いですね。

具体的に言うと解像度、そして電波送信の方法に違いがあり、アメリカの影響下にある国で主に採用されています。

アメリカ、日本、カナダ、チリ、ペルーメキシコ、コロンビア、韓国、フィリピン、台湾、香港等です。

略語通りテレビに関する規格のことで、パソコンは範囲外となります。

1秒あたりに約30枚の映像を表示してテレビ映像を映し出しています。

DVD等にもそういった影響が出ており、日本で販売しているソフトはこのNTSC方式の物が採用されています。

PALってなに?

ではPALはどうでしょう?

PALは「phase alternating line」の略語で、「位相反転線」という意味があります。

こちらもテレビの放送方式のことで、ドイツで開発された方式です。

PALの場合は1秒の間に約25枚の映像を表示し、テレビを放送しています。

こちらはドイツをはじめ、イギリスやフランスなどのヨーロッパ諸国、イランやサウジアラビア、オーストラリア、ニュージーランド等で取り入れられています。

こちらの場合もNTSC同様、各国のDVD等に影響しており、対象の国で販売されているものはPAL方式の物となります。

また、テレビの放送規格となりますので、こちらもパソコンは対象外です。

どんな弊害があるの?

この2つの種類があることで困ってしまうのが主にDVDです。

各国で取り入れられている方式によってプレーヤーも作られていますので、それぞれ専用のプレーヤーとなります。

つまりNTSC方式の国でPAL方式のDVDを見ようとしても、プレーヤーが対応となっていないので残念ながら見ることはできないということです。

日本ではNTSC方式の物しか対応できないプレーヤーがほとんどだと言われています。

ただし、一部のメーカーや海外性のプレーヤー、そして放送方式に関係がないパソコンに関しては、再生できる物もあるようです。

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放送方式さえ合っていればDVDは海外の物でも見れる?

ではNTSCとPALという放送方式があっていれば、海外の物でもDVDを日本で再生することはできるのでしょうか?

実はできないんです。

リュージョンコードが邪魔をする

リュージョンコードと言って、世界を6つにグループ分けしたコードがDVDには付けられています。

このコードも一緒でないと、DVDを(パソコン含む)プレーヤーで再生することはできません。

日本はリュージョン2のグループなのですが、実はリュージョン2でNTSC方式の国は日本しかありません。

ですので海外からDVDを取り寄せると基本的に見ることができません。

ただリュージョンフリーのプレーヤーもあり、そういった物を使えば、放送方式が同じ国なら見ることができます。

海外からDVDを輸入する時は気をつけて!

NTSCとPALといった放送方式の違いが、世界にはあることが分かっていただけたと思います。

こういった違いはDVDにも影響を及ぼし、輸入したDVDを見ることは難しくなっています。

ぜひこういった事情を覚えておいて、海外DVDを購入する際は気をつけてくださいね!

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