歯磨きって食後何時間以内にすればいいのか知りたい!
皆さんは、食後の歯磨きっていつしていますか?
ご飯を食べたらすぐにしているという方もいれば、寝る前や気が向いてから…という方も少なくないと思います。
実際、私は食後の歯みがきの時間はあまり気にしたことがありません。
食べ終わったら磨けばいいや・・・そんな風に思っていたので、正直いつも適当でした。
でもそんな生活を続けていたある日、まだ二歳の息子が虫歯になってしまいとてもショックでした。
これを機に少しでも虫歯を防ぐ方法としていつ磨いたら一番効果的なのか?を知りたくて調べてみることにしました。
歯磨きは、食後どれくらいにすればいいのか?時間やその理由について是非、一緒にみていきましょう。
■歯磨きは一日3回、食後3分以内が基本だったけれど…?
少し前までは、一日3回・食後3分以内に3分間以上磨くというのが基本でした。
その理由として食事をした後の口の中では、糖分が細菌によって分解され、数分後にはなんと歯を解かせる程の酸性に変化してしまうからなのです。
その状態が約20分も続くので、出来るだけ早めに磨くことで歯が溶けるのを防ぎましょうというものでした。
私も歯磨きは、「食事をしたら早めにしましょう」と学校でも教えられてきたので、そうなのかな…?と思っていました。
でも最近では、食後すぐの歯磨きは歯を削ってしまうこともあるのであまり良くないという説も出てきているようです。
これは、口の中が酸性の状態だと歯のミネラル分が溶けだしてしまい歯が削れてしまうという理由からでした。
例えば、牛乳やヨーグルトは酸性食品なのでこれを食べた後にすぐに磨いてしまうと、口の中は酸性状態なので歯が溶けやすく削れやすくなるというわけです。
そのため、糖分が分解される30分~1時間後に歯磨きをした方が良いといわれるのです。
歯磨きの時間と虫歯の関係とは?
一般的に虫歯が出来るのは、虫歯菌の出す酸が原因となり歯を溶かしてしまうことだとされています。
もっと分かりやすく言うと、プラークという歯垢が出す酸が虫歯の原因になるからです。
ただこの他に、私たちが口にする食べ物(牛乳などの乳製品)によって口の中が酸性になると虫歯と同じように歯が削れてしまうことがあります。
なので出来るだけ口の中を中性にするために、酸性の食べ物を口にした時には糖質を分解してくれるまでの約30分~1時間はおいてから磨いが方が安心かもしれません。
今日食べたものが酸性なのか?アルカリ性なのかも出来れば確認しておくと、より虫歯になりにくい歯磨きが出来るのではないでしょうか。
よくジュースやコーラを飲む方はご注意!
酸蝕症(さんしょくしょう)と呼ばれる歯の表面のエナメル質が溶けやすい病気の方は、特に注意が必要です。
普段の生活の中でジュースやコーラなど、酸性の飲み物を飲んでいると口の中が酸性になり虫歯が出来やすくなるからです。
■まとめ
基本的には、歯磨きは食後すぐにした方が良いそうです。
以前から食後、3分以内にした方が虫歯が出来にくくなると言われていたのは、プラーク(歯垢)が出す酸が虫歯の原因となるからです。
これを防ぐために、食後は時間をあけずにすぐに磨いた方が効果的だということです。
ただし、牛乳やジュースといった酸性のものを口にした場合には、糖質が分解されるまでに30分~1時間ほど時間がかかるので、出来れば30分以上あけて磨いた方がいいですね。
虫歯予防を徹底したい方は、基本的には歯磨きは食後すぐに行うこと、時間をおかずに磨くように心がけましょう。
もしも酸蝕症(さんしょくしょう)などの病気を持っている方は、歯を傷つけないためにも30分程度時間をあけてから磨くと良いでしょう。
是非、参考にしてみてくださいね。