恵方巻きの由来と正しい食べ方について知りたい!

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恵方巻きとは、7種類の具を海苔で巻いた太巻寿司のことです。

近年のコンビニ業界などの宣伝販売により、恵方巻きについて広く知られるようになりました。

今ではすっかり節分の風物詩の一つとして定着していますね。

この恵方巻きですが、由来についてはいろいろな説があります。

発祥の地が大阪ということもあり、その仕掛けには商売繁盛のための縁起担ぎというのがその由来になっているようです。

そして、恵方巻きの食べ方にも作法があるようです。

では実際のところ、恵方巻きのルーツはどのようでしょうか。

また、どのように食べることで縁起担ぎができるのでしょうか。

恵方巻きの由来と正しい食べ方について、見ていきましょう。

恵方巻きとは

恵方巻きには、七福神に因んで7種類の具を巻き込みます。

具にはかんぴょう、きゅうり、出し巻き卵、うなぎ、しいたけ、でんぶ、かいわれなどが用いられることが多いのですが、特定の具が決められているわけでは無いようです。

最近では海鮮恵方巻きとして具にマグロやサーモンを巻いたり、他には人参やほうれん草、大葉を用いたりもされています。

具は7種類でないこともあり、10種類以上巻かれた太巻きや、少ない種類で作られた中巻き寿司なども見られます。

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恵方巻きの由来

恵方巻きという名前はコンビニ大手のネーミングで、元々は節分の丸かぶり寿司、幸運巻き寿司と呼ばれていました。

大正時代初期の大阪の花街では商売繁盛を願って、節分の時期に出来上がるお漬物を巻いた寿司を食べる習慣があったそうで、これが元々の起源と考えられています。

食べるときは恵方を向いて、一本丸かぶりをしていたのだそうです。

その後、大正から昭和初期には、節分の時期に”幸運巻き寿司”を食べ商売繁昌というのを宣伝に謳ったチラシが発行されています。

その頃には、大阪では今と同じような巻寿司が丸かぶりされていたと考えられますね。

戦時中、戦後は一時途絶えたようですが、1970年代から大阪の海苔問屋の働きかけもあり”幸運巻寿司”の販売が促され定着していきました。

80年台後半になって、ファミリーマートが大阪と兵庫で恵方巻きを展開、その後、セブンイレブンが広島で販売を開始しました。

その翌年から徐々に販売エリアが広がり、90年台半ばには全国展開されるようになりました。

今では全国のスーパーでも見られるようになり、多くの人が恵方巻きを食するようになってきています。

恵方巻きの食べ方

恵方巻きには食べからがあるのをご存知でしょうか?

正しい作法で食べることで、ご利益があるのだそうです。

これから一つずつ確認してみましょう。

⑴恵方を向いて食べる

その年の恵方(歳徳神がいる方角)を確認し、その方角を向いて食べます。

方角が少しでもずれていると、ご利益が無いばかりか却って不運を招いてしまいます。

食べ終わるまでは恵方を向いたまま、よそ見をしないようにしましょう。

⑵切らずに一本丸ごと食べる

具が7種類入って長さもそこそこあるのですが、これを一人一本丸ごといただきます。

切ってしまうと縁が切れると言われ、運が逃げてしまうのだそうで、絶対に切ってはいけません。

食べ始めたら、休まず一気に食べきります。

一本丸っと食べることが大切なので、お子様向けには具が少なめで細めに巻かれたものなどもあります。

⑶無言で願い事をしながら食べる

恵方巻きは黙って食べます。

無言で食べ終わることができれば、ご利益が得られるのだそうです。

願い事をしながら、無言で一本食べきりましょう。

食事の会話は食べきってから楽しんでくださいね。

恵方巻きで節分の夕食を

節分の食卓は豆と鰯に”恵方巻き”というのが次第に定着しつつあります。

恵方巻きの食べ方に作法があるのはいかにも大阪らしいのですが、これで楽しみながらいただけますね。

しかも、恵方巻きはボリュームがありますから、それだけでお腹がいっぱいになります。

恵方巻きを家族皆で正しい作法で食べて、その年の幸運を願いましょうね。

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