お正月の松の内って知ってる?松が明けるのはいつ?正しい意味や由来を知りたい!
なんとなく飾りつけたり、行ったりすることも多いお正月の行事。
その中でも、名前をよく聞くのが松の内ですよね。
でもこの松の内ってどういう意味だかご存知ですか?
意外と正しい意味や由来はご存知ないという方も多いかもしれませんね。
またそれに関連して「松が明ける」とも言いますが、松が明けるとは一体どんな事なのでしょう?
意外と知られていない松の内の正しい意味や由来。
今回はそんな松の内の正しい意味や由来、そして「松が明ける」についても一緒にご紹介します!
お正月、松の内ってなに?松が明けるの意味や正しい意味や由来を知ってる?
それでは早速松の内についてご紹介しましょう!
一体何のことなのでしょうか?
松の内って?
基本的には、お正月の松飾りを飾っておく期間の事です。
門松等の松飾りを立てている間は基本的にはお正月だと言われています。
松の内の期間について
その期間についてもご存知ですか?
松の内の始まりは12月13日からとなります。
つまり、この日から松飾りを飾る期間になる、という事ですね。
13日に必ず飾らなければいけない、という事はありません。
お正月までに飾れば、問題ありません。
ただ、13日よりも前には飾らないようにするのがよさそうですね。
また松飾りがあるとお正月と言われていますが、13日からお正月までの間は当然お正月ではありませんのでご注意ください。
松が明けるって?
「松の内の期間が終わる」という意味です。
喪中が明けるなど、その期間がおわることを「あける」と言いますよね。
ですのでこの場合も「松(の内)の期間が終わる」という事です。
この松が明ける日というのは、地域によって差があります。
まず関東等一般的な場合は1月7日までです。
一方関西などは1月15日までです。
一体なぜこんなに期間がはなれているのでしょうか?
松が明けるのに地域差がある理由は?
実は元々は1月15日で統一されていたのですが、その後に行う鏡開きの影響で7日になりました。
鏡開きは元々1月20日に行われていたのですが、徳川家康が4月20日に亡くなったことから20日は忌日とされました。
その為鏡開きを1月11日に行うようになりました。
しばらくは松の内は15日だったのですが「鏡開き後も松の内の期間なのはおかしい」との声があり7日に変更されたそうです。
ただ、関西など一部の地域ではそれがうまく伝わりませんでした。
そのため15日に鏡開きをし、松の内も以前のまま15日が松の明ける日として今でも浸透しているようです。
その他にも10日までといった地域もあるようです。
結婚などを機に、住んでいた地域から離れて心配な時は、神社等で確認すると教えてくれますよ!
松の内の正しい由来とは?
そもそもお正月とは、年神様を自宅にお迎えする行事です。
その中でも松の内は年神様が家にいらっしゃる期間だそうです。
松の飾りは、年神様が迷わないように飾られる目印になるそうですよ!
その後は鏡餅に宿ってお正月を過ごすそうなので、鏡餅もキッチリと飾っておきたいですね。
ただ、お正月に初日の出とともにやってくると言われていますので、13日からお正月までの間は年神様はいらっしゃいません。
なぜ鏡開きは松の内より後にしなければいけないの?
先ほどご紹介したように、松の内はそもそも1月15日でした。
それが鏡開きが11日になり、そのままでは批判が出たことから15日に変更となりました。
一体なぜなのでしょう?
実は先ほど少しご紹介したように、鏡餅には神様が宿ると言われています。
神様にささげるものは基本的に神様が宿ります。
そして宿っていた食べ物には、神様がいなくなった後も不思議な力があると言われています。
この力を食べていただこうというのが鏡開きの意味です。
ですので、松の内という神様が宿っている間に鏡開きをするのは確かにおかしいですよね。
こういった意味合いで、松の内よりも早い段階で鏡開きはしないと言われています。
松の内の意味を知って、しっかり神様をお迎えしましょう!
松の内が日本の神様関する考え方と深く関係があることを、分かっていただけたでしょうか?
神様なんて、という方も一般常識としてぜひ覚えていてくださいね!