着床出血と生理の違いって何?どう見分ければいいのかも知りたい!
妊娠を希望している方なら、着床出血という言葉を聞いたことがある、という方が多いかもしれませんね。
ただこの着床出血、知らないと生理や不正出血と間違えてしまう事があります。
では一体、着床出血と生理には、どんな違いがあるのでしょう?
また、着床出血と生理は、どう見分ければよいのでしょう?
そこで今回は、そんな着床出血と生理の違いと、見分け方についてご紹介します!
ぜひ違いを知って、赤ちゃんが来たのかどうか確認してみてくださいね!
着床出血と生理の違いって何?
それではまず、着床出血と生理の根本的な違いについてご紹介しましょう。
見た目はそっくりなのですが、その原因は全く違います。
着床出血
それではまず、着床出血についてご紹介しましょう。
着床出血はその名の通り、着床したことでおこる出血の事です。
もう少し具体的にご紹介しましょう。
精子と卵子が受精することで、赤ちゃんはできると思われがちですよね。
実はただ、受精するだけでは赤ちゃんはできません。
ここから受精卵は細胞分裂を繰り返しながら、子宮へと向かいます。
受精卵は子宮の奥深くへとたどり着くために、粘膜を溶かして入り込みます。
そして「絨毛」と呼ばれる、胎盤の基となる根をはります。
この瞬間を「着床」と呼び、この時に妊娠が確定します。
着床する時に絨毛が子宮の内膜を傷つけることがあります。
この時に出た出血を「着床出血」と呼びます。
ただ全員にある症状ではなく、ない方もいらっしゃいますよ。
内膜を傷つけるか否かですので、2人以上お子さんがいる方でも、ある時もあればない時もあるそうです。
また、流産のサインではありませんので安心してください。
生理
生理はご存知の方も多いと思いますが、改めてご説明します。
生理の時に出る血は「経血」と呼ばれていて、子宮内膜が血と一緒にはがれおちて出たものです。
子宮内膜は毎月はがれおち、赤ちゃんができるとはがれおちません。
また、子宮内膜を作って着床しなかったことではがれおちるため、作られてから時間がたっています。
その為、独特の血生臭い匂いがするのも特徴です。
どちらも子宮内膜からの出血です。
ではどのようにして見分ければよいのでしょう?
着床出血と生理の見分け方
それでは次に、生理と着床出血の見分け方についてご紹介します。
色の違い
着床出血で出る血は「茶色」のものであることが多いそうです。
また明らかに色が薄く、ピンクのような色の場合も多いそうですよ。
量
着床出血は、基本的にかなり少量の出血だと言われています。
本当に少量で、一滴かニ適程度の量であることも多いそうです。
期間
基本的に着床出血の期間は2~3日程。
個人差はありますが、この期間内の方が一番多いようですね。
匂い
先ほど生理の項目で少しご紹介しましたが、生理は時間がたったものがはがれ落ちるため、臭いがあります。
着床出血は、怪我をしそのまますぐに出てくる物なので、匂いが少ないと言われています。
基礎体温と照らし合わせて
また、妊娠を望んでいる方は、基礎体温を毎日つけている方も多いと思います。
通常は低温期と高温気が二週間ごとにやってくるのですが、それが高い状態のままである時は、妊娠した可能性が高いです。
ただし、これは毎日できるだけ同じ時間で測っている方の場合です。
測り忘れがある場合などは、可能性が下がります。
確実な見分け方はない
色々とご紹介しましたが、実はこの二つの確実な見分け方はありません。
一般的に言われている着床出血と生理の違いは上記のとおりです。
ただ、必ずしも「上記に当てはまらないから着床出血でなく生理」というわけではありません。
「生理だと思っていたら、今考えると着床出血だった」という方も一定数います。
また、逆に着床出血のような出血でも、不正出血の場合もあります。
体温に関しては比較的信憑性が高いのですが、妊娠を疑うのなら妊娠検査薬を使ってみましょう。
妊娠検査薬は、物によってチェックできる期間が異なります。
しっかりと説明書を読んで使ってください。
陽性が出たら、産婦人科へ行くこともお忘れなく。
着床出血は、最初のサイン
着床出血は赤ちゃんを授かった時の、一番最初のサインです。
生理と確実な見分け方はありません。
ただ、今回ご紹介したような出血があったら、着床出血の可能性もありますので、少し積極的に調べてみましょう!