クリスマスはキリストと関係あるの?キリストの命日?誕生日?なのかが知りたい!
クリスマスはキリストと関係あるのでしょうか。
そもそも、クリスマスはキリストの命日なのか誕生日なのか疑問に思ったことはありませんか?
特に命日なのか誕生日なのかという点はいろいろな意見があるため、結局のところどちらなのかモヤモヤしてしまう方もいるのではないでしょうか。
そもそもクリスマスとキリストは関係があるのかどうかも気になるところです。
なんとなく聞けなかったクリスマスとキリストの関係や、クリスマスはキリストの命日もしくは誕生日どちらなのかについてご紹介します。
クリスマスはキリストと関係あるの?
結論から言うと、クリスマスとキリストは関係あります。
そもそも、クリスマスの語源は、ラテン語のクリストゥス・ミサという言葉の略から来ているのだそうです。
言葉の意味はChrist(キリスト)+mas(礼拝)なので、クリスマスとキリストが深く関係していることを示しているといえるでしょう。
ちなみに、日本で初めてクリスマスを祝ったのは現在の山口県です。
1552年に、カトリック教会の宣教師たちが日本人教徒を招いて降誕祭のミサを行ったのが始まりなのだそう。
しかし、江戸幕府で禁教令が執行されたことにより、日本でキリスト教は禁止されました。
キリスト教が復活したのは明治の初め頃で、200年以上の間隠れて信仰していた教徒にしか受け入れられていなかったのです。
クリスマスはキリストの命日or誕生日?
実は、クリスマスはキリストの命日でも誕生日でもないと言われています。
そもそも、キリストの誕生日や命日はまだ判明していないのです。
各国の学者の研究データーなどによると、キリストの誕生日は「紀元前6年の6月頃」というのが有力とされています。
それから、命日は「アルタシャスタ王の第二十年、ニサンの月」と聖書に記されていますが、明確に何月何日なのかは判明していません。
専門家の研究でも明確な日にちが判明していないため、キリストの誕生日と命日はベールに包まれたままなのです。
なぜ12月25日にキリストの生誕を祝うの?
元々、キリストの誕生祭、今でいうクリスマスはキリストが洗礼を受けた日を1月6日と定めていました。
これは、洗礼により神として初めてキリストが現れたことを祝う意味合いで行われていました。
しかし、4世紀半ば頃のローマで、当時、太陽神を祭る日であった12月25日にキリストの生誕祭を兼ねることになり、現在に至ったと言われています。
日にちを変えた理由は、異教徒との対立を起こさぬようにキリスト教を浸透させることができるのはないかというコンスタンティヌス帝と教会の思惑によるものだそうです。
奥深いクリスマスとキリストの関係
今のところ、クリスマスがキリストの命日なのか誕生日なのかはわかっていません。
しかし、明確なことが分からないからこそ、より神秘的なイメージが根づいたのではないでしょうか。
年末の大イベントとして広く認知されているクリスマス。
家族や友達、大切な人と楽しい1日を過ごしたいものですね。