山菜おこわを炊こう!簡単な炊飯器、本格的な蒸し器でのレシピをそれぞれご紹介。
山菜おこわは春の味覚の一つですね。
最近では時期になると、スーパーでも新鮮な山菜を見かけるようになりました。
山菜おこわは惣菜コーナーの定番メニューですが、ご自宅で簡単に炊飯器で炊くことができます。
山菜の水煮を使えば、アク抜きなどの下ごしらえは不要です。
でも、採れたての山菜を使って、蒸し器で本格的に作りたい方もいらっしゃることでしょう。
蒸し器を使うと作業工程は増えますが、炊飯器では味わえない風味を楽しむことができます。
いろいろなレシピを試して、ご自分のお好みの味を追求してみるのも愉しみになりますね。
今回は、炊飯器を使ったお手軽な山菜おこわのレシピと、山菜の下ごしらえも併せて蒸し器を使った本格的なレシピをご紹介します。
炊飯器での簡単なレシピ
炊飯器を使うと、山菜おこわが簡単にできます。
普通の炊き込み御飯を炊くのと、さほど変わりはありません。
具はお好みで、例えばごぼうやきのこ、鶏肉など足しても良いでしょう。
●材料 (4人分)
もち米 2合
山菜水煮 1袋
にんじん 1/3本(お好みで)
油揚げ 1枚(お好みで)
*薄口醤油 大さじ2
*酒 大さじ1
*みりん 大さじ1
*塩 小さじ1/3
*顆粒だし 小さじ1
①もち米は洗って一晩浸水させ、ザルに上げておく
②油揚げは油抜きして半分に切り、細切りにする
にんじんは皮をむき、細切りにする
③山菜水煮は水を切り、洗っておく
④お釜に米を入れ、*印の材料を全て入れ、水をお釜の目盛りまで入れる(おこわの目盛り)
⑤山菜、にんじん、油揚げをのせる
⑥炊飯コース(あれば、おこわコース)で炊く
⑦炊き上がったら混ぜる
出来上がり!
補足)顆粒だしの代わりに、だし汁250ccを入れてもOKです。水はお釜の目盛りまで足してください。
尚、おこわの目盛りがない場合は、ほんの少し水を控えめにします。
本格的な、蒸し器でのレシピ
山菜おこわの具で定番の、わらびやゼンマイを使ったレシピです。
わらび、ゼンマイともにアクが強いですから、必ずアク抜きしてから使いましょう。
●材料 (4人分)
もち米 2合
○筍水煮 1/2本
○わらび
又はぜんまい 1束
重曹(アク抜き用) 小さじ1
(○印は、山菜水煮1袋でも可能)
にんじん 1/3本(お好みで)
油揚げ 1枚(お好みで)
*だし汁 200cc
*醤油 大さじ3
*酒 大さじ2
*みりん 大さじ2
<わらび、ぜんまいのアク抜きの仕方>
1)沸騰した水に重曹を入れ、直ぐにわらび、ぜんまいを入れる
2)火から降ろし、皿などで落とし蓋をし一晩おく
3)水を替え、エグミがなくなればアク抜き完了
①もち米は洗って一晩浸水させ、ザルに上げておく
②蒸し器に濡らして硬く絞った布巾を敷きもち米を入れ、布巾を被せて包み30分ほど蒸す
③アク抜き済みのわらび、ぜんまいを洗って、3cm長さに切る
(山菜水煮を使う場合は、洗ってザルに上げておく)
④筍は食べやすい大きさに切る
⑤油揚げは油抜きして細切り、にんじんも細切りにする
⑥*を鍋に入れ、山菜と筍、細切りにした野菜を入れ汁けがなくなるまで煮る
⑦蒸しあがったもち米を一旦ボールなどに取り出し、⑥を入れよく混ぜる
⑧蒸し器に戻し、さらに5分ほど蒸す
出来上がり!
補足)もち米が硬い場合は、少し長めに蒸してください
蒸し器を使う作り方は、準備さえしてしまえばそれほど時間はかかりません。
もち米がべたつかず美味しく炊けますから、蒸し器をお持ちの方はぜひ挑戦してみてください。
春の息吹を身近に楽しみましょう
初めて山菜おこわに挑戦される場合は、炊飯器で山菜水煮を使えば簡単に作れます。
山菜水煮はいつでも手に入りますから、もち米の浸水さえしておけば直ぐにできますよ。
もし店頭で採れたての山菜を見かけたら、多少手をかけてもご自身で下ごしらえをしてみるのも良いですね。
新鮮な採れたての山菜は、春先しか味わうことができません。
そして、蒸し器で炊き上げた山菜おこわは、また格別な味わいです。
芽吹きの季節の味を、山菜おこわで身近にお楽しみください。