QSFPとQSFP+って何のこと?違いについても知りたい!
QSFPとQSFP+という言葉をご存知でしょうか?
「なんのこと?初めて聞いた」という方も多いかもしれませんね。
QSFPとQSFP+は光通信をする時に用いられるもののこと。
これにはいくつかの種類があり、その内の2つがQSFPとQSFP+というわけです。
でも、一体どんな違いがあるのでしょう?
名前はそっくりですが、大きく違いがあるのでしょうか?
今回はそんなQSFPとQSFP+の違いについてご紹介します!
出来るだけ分かりやすくご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
QSFPとQSFP+の違いって何?
では早速QSFPとQSFP+の違いについてご紹介しましょう!
何のことか分からない方も、意外と使っているかもしれませんよ。
QSFPって何?
ではまずQSFPからご紹介しましょう!
QSFPとは「Quad Small-Form-Factor Pluggable」の略です。
とはいってもご存知ない方はさっぱり分かりませんよね。
役割としては「光トランシーバー」と呼ばれる物になります。
・光トランシーバーって?
トランシーバーと言えば、無線機のように機械を通じて相手と会話ができる器具、というイメージですよね。
実はIT用語では少し意味が違います。
ITの場合は「送受信機」という意味で「デジタル信号とアナログ信号を変換し、更に信号の衝突も検知してくれる」機能です。
私達が普段使っているパソコンは、デジタル信号を使って通信しています。
でも、実際にネットワーク上で使われている信号はアナログ信号。
デジタルとアナログの信号は違うものなので、このままではお互いの指示が伝わりません。
そこで登場するのがトランシーバーです。
この信号をうまく変換して、お互いの指示が届くようにしてやるんです。
光トランシーバーも同じで、こちらは光信号と電気信号の変換を行う為の物です。
その種類の一つがQSFPというわけです。
・ギガビットイーサネットという速さの単位を使います
このQSFPは1秒間の間に40ギガビットイーサネットと呼ばれる速さで交信してくれます。
イーサネットとは有線LANのことで、パソコン同士や周辺機器をつなぐ役割を果たしています。
ですのでQSFPは言いかえると「1秒間に40ギガビットのフレームの伝送をサポートするLAN」という事ですね。
また、QSFPには送信用と受信用のレーンがあり、それぞれ4レーンが用意されているそうです。
QSFP+
ではQSFP+はどうでしょう?
何か大きな違いがあるのでしょうか?
QSFP+はQSFPと同じように、大きく言うとLANの一種です。
QSFP+はQSFPの進化系であり、基本的な機能は同じと言えます。
同じ40ギガビットインサーネットという速さで、通信するための規格の事を差します。
大きな違いはInfiniBandと呼ばれる、外付け用のインターフェイス(機器を接続する為の規格、仕様のこと)です。
QSFPはDDRという種類のInfiniBandを使っていましたが、QSFP+はQDRという種類のInfiniBandに対応できるように改良されています。
こうすることで、より早く通信することができるようになります。
現在はこのQSFP+の方が主流となっており、販売している物もQSFP+対応の物が多いようです。
QSFPとQSFP+の違い
では最後にQSFPとQSFP+の違いをまとめてみましょう!
QSFPは40ギガビットインサーネット、という速さ対応の有線LANのことです。
DDRという種類のInfiniBandを使って接続することができます。
QSFP+もQSFPと同じように、40ギガビットインサーネットという速さで対応する有線LANの事でした。
違いはInfiniBandの種類がQDRというものに対応し、より快適な通信ができます。
現在の主流はこちらと言えます。
QSFPとQSFP+はそっくりだけど、違いがありました
いかがでしたか?
出来るだけ分かりやすくご説明しましたが、初心者の方には少しややこしいかもしれませんね。
デスクトップ型のパソコンを自宅で使っている場合や、会社などでは使われていることがありますので、覚えておけばきっと役に立つはずですよ!