妊婦さんの腰痛を和らげる寝方について
妊婦さんの腰痛を和らげる寝方があることをご存知でしょうか。
腰痛は、妊娠初期から出産前までに様々な原因で起こると言われています。
妊婦さんによっては、眠りたい時に腰痛で寝れなかったり、眠ったと思ったのに腰痛で目が覚めてしまったなんて経験をされている方もいるかもしれません。
しっかりとした睡眠がとれないとストレスが溜まり、さらに腰痛を悪化させる可能性もあります。
そんな時は寝方を少し工夫するだけで、痛みが和らぎ眠りやすくなるんです。
すぐに実践できる、妊婦さんの腰痛を和らげる寝方についてご紹介します。
妊婦さんの腰痛を和らげる寝方
妊婦さんは寝方によって腰痛を和らげることができます。
それはシムス位という寝方です。
妊婦さんなら一度は聞いたことがある言葉かもしれません。
シムス位は、まず体の左側を下にするようにして横向きになります。
そして、上半身は少しうつ伏せ気味にしてから、右足の膝を軽く曲げればOKです。
シムス位は、腰への負担が軽減されるだけでなくお腹への圧迫も軽減されるので、妊婦さんにおすすめの寝方と言えるでしょう。
腰痛が和らぐ寝方をするためのおすすめのアイテム
シムス位で眠ることで、妊婦さんの腰痛を和らげることができますが、そこにプラス1アイテムを追加することでさらに痛みを和らげることができます。
その1:ホッカイロ
シムス位の寝方にプラスして、寝る前にホッカイロで腰を温めましょう。
そうすることで、体内の血流が良くなり腰痛がさらに和らぐと言われています。
貼るタイプのホッカイロを活用すれば、睡眠時に腰を温め続けることができるのでよりおすすめです。
しかし、肌着の上からや肌にそのまま貼りつけると低温やけどの危険性もありますので、パジャマなど厚手の布の上から貼るようにしましょう。
その2:抱き枕
抱き枕を使うことで体が安定し、シムス位がしやすくなります。
もし、シムス位がしづらいという場合には、抱き枕を活用すると良いでしょう。
寝心地も良くなるので、よりいい睡眠がとりやすくなります。
妊婦さんにおすすめできない寝方とは?
妊婦さんにおすすめできない寝方があります。
それは、「仰向け」で寝ることです。
妊婦さんが仰向けの寝方をすると、お腹の重みが全て腰にきてしまうため、腰に負荷がかかり腰痛を起こす危険性が高まります。
また、お腹の重みで背骨を圧迫することにより、血流が悪くなります。
血流が悪くなることで動悸を起こしてしまい、さらに眠りづらくなる場合もあるのです。
したがって、妊婦さんが仰向けの寝方をすることは控えるべきだと言えます。
また、「うつ伏せ」もあまりおすすめできません。
理由は言うまででもありませんが、うつ伏せの寝方をすることで、お腹に負荷がかかってしまうからです。
普段は、仰向けやうつ伏せで寝るという方も妊娠時は、横向きで眠るのが望ましいでしょう。
寝方を工夫して腰痛を和らげよう
妊婦さんの腰痛は、ホルモンやストレス、体型変化など起こる原因は様々です。
しかし、睡眠前の簡単なケアや寝方を工夫するだけで、妊婦さんの腰痛を和らげることができるのです。
ぜひ、実践してみてはいかがでしょうか。