ムカデに刺された時の処置や治療方法と、室内外での駆除方法とは!
暖かい時期は室内外問わず、虫が出てきて悩まされますね。
特に刺されたり害があるものは、その場で正しい駆除方法を用いて、二度と見ることのないようにしたいものです。
その中でも、今回はムカデについて。
家の中に入ってこられて、ドキッ!としたことはありませんか?
大きなものは全長15センチ程にもなり、黒光りする細長い体に、赤い頭とたくさんの脚がとても不気味です。
刺されたらとても痛いですし、本当に怖いですよね。
厄介なのは、ムカデは毒を持っていて、刺されたら倍ほどに腫れ上がってしまいます。
もしもムカデに刺されたら、適切な処置をして治療する必要があります。
しかし、刺されてしまうとパニックになって、適切な処置が出来なかったり治療を誤ってしまうものです。
いざというとこのために、正しい処置や治療について知っておくことは.大切です。
困ったことに、ムカデは環境さえ良ければ室内外どこにでも出没します。
室内に入ってきたものの駆除方法はもちろんですが、外からの侵入経路も絶つ事が重要です。
室内外それぞれの適切な駆除方法も併せて、ムカデ対策について調べてみました。
刺された時の処置と治療方法
ムカデに刺されるという表現は、実際には蜂のように針で刺されるわけではないので、正確には顎で噛まれるという方が正しいです。
ムカデは触れられたものに対して、防護のために攻撃する性質があり、その毒の成分はセロトニン、ヒスタミンと酵素です。
人によってはアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があるので、注意が必要です。
⚫︎患部を43℃以上のお湯のシャワーで5分以上よく洗い流す
ヒスタミンも酵素も熱に弱いので、この温度ですと毒が変性します。
温度が40℃以下だと毒が却って活性化してしまい、痛みが増してしまいますから気をつけましょう。
弱酸性以外の石鹸やシャンプーで洗うと効果があります。
⚫︎ステロイド系の外用薬を塗る
刺されてから30分以内に頭痛や吐き気、じんましんなど痛み以外の症状が出た場合は、アナフィラキシーショックの可能性もありますので、速やかに病院で診てもらいましょう。
絶対にやってはいけない処置
⚫︎患部を冷やさない
ものすごく腫れるのでやりがちですが、冷やすと却って痛みが増してしまいます。
⚫︎毒を絞り出したり、口で吸い出さない
患部には傷がたくさん付けられているので、絞り出そうとすると余計に毒が浸透してしまいます。
そして、口で吸い出そうとすると毒で口の中が腫れてしまったり、気道閉塞などの症状が出る恐れがあり危険です。
室内外それぞれの正しい駆除方法と対策
ムカデの駆除方法と侵入対策について、室内外それぞれ見ていくことにしましょう。
⚫︎室内
室内でムカデを発見したら、触らずに火バサミなどで捕まえて熱湯をかければ退治できます。
刺される恐れがありますから、絶対に手で触らないようにしましょう。
殺虫スプレーは一番手軽に駆除できますが、必ずムカデに対応したものを使用してください。
普通の殺虫剤は、ムカデにはあまり効かないようです。
ペットや小さいお子さんがいて、殺虫剤を使用したくない場合は、冷却スプレーが使いやすいでしょう。
殺虫剤不使用で、安心して噴射できます。
ムカデを寄せ付けない為にも、ゴキブリ対策をしましょう。
ゴキブリとその卵を狙って、家に侵入してきます。
また、ムカデは肉食なので、肉やソーセージなどの保管には十分気をつけましょう。
それから、湿気のある環境を好みますから、台所やお風呂場などは水気を残さないようにする事が大切です。
ドアやサッシの隙間、エアコンのホースや排水溝などから侵入するので、隙間対策はしっかり行いましょう。
⚫︎室外
ムカデが潜んでいるのは、鉢植えやブロックの下、落ち葉が溜まって湿気やすい所です。
床下や軒先にそういったものを置かずに、すっきりとさせておきましょう。
それから家の周囲に、ムカデ用の散布するタイプの殺虫剤を撒きます。
これで外からの侵入は防ぐ事ができますが、定期的に撒かないと効果が薄れてしまいます。
ムカデを寄せ付けない為に、玄関灯をLEDに替えて虫を寄せ付けないようにするのも簡単な対策です。
夜に安心して眠れるように
ムカデは夜行性で、夜な夜な出てきては虫などを捕食します。
布団に入ったら刺された!なんていうことのないように、布団を取り込むときにはムカデが付いていないか確認しておきましょう。
台所のシンク下などに、ゴキブリホイホイなど粘着タイプのトラップ仕掛けておくのも、手軽な対策です。
ムカデが嫌いな香りを利用するのも、安全でかつ効果的です。
ハッカ油を窓のサッシなどにスプレーしておくと、ムカデだけでなく、他の虫も寄せ付けない効果が期待できます。
簡単で、すぐに出来そうな対策もありましたね。
ムカデに悩まされている方は、是非試してみてはいかがでしょうか。