インフルエンザの予防接種って効果があるの?どの時期に打つのが良いのか、副作用についても知りたい!
冬になると猛威をふるうインフルエンザ。
高熱が続き起き上がることもできないので、できればかかりたくないですよね。
そんな方のためにインフルエンザにも予防接種がありますが、効果ってあるのでしょうか?
またどの時期に打つのが効果的で、この予防接種に副作用はあるのでしょうか?
今回はそんなインフルエンザの予防接種の効果、打つ時期、そして副作用についてご紹介します。
効果や副作用についてよく知っておき、適切な時期に打つようにしてくださいね。
インフルエンザの予防接種は効果があるの?
最近時々聞くのは、インフルエンザの予防接種には効果がないという話。
それって本当なのでしょうか?
まずはそんなインフルエンザの効果についてみていきましょう。
効果は0ではありません
結論から言うと全員に効果がないというわけではないようです。
実際のところ、効くか効かないかはその人によるところも大きいようですね。
予防接種の効果がうまく作用するは60%~70%程度だそうです。
ただ、これは予防接種を受けた人が100人いたら60~70人がかからないという意味ではないようです。
インフルエンザの予防接種を受けていない人よりも、60~70%インフルエンザにかかる人が少ないですよ、という意味だそうです。
この確率をどう見るかは個人次第ですが、受けないよりは受けた方がかかるリスクは低くなることは確かです。
最大の効果は重症化を防ぐこと
実はインフルエンザワクチン最大の効果は「インフルエンザの重症化を防ぐこと」にあります。
高齢者や小さなお子さんは、インフルエンザにかかると重症化し、死亡することもあります。
そういったことを防ぐために、予防接種を受けるのは決して無駄ではありません。
健常な高齢者の場合であれば、発症を食い止めたのは45%でしたが、なんと80%以上のインフルエンザによる死亡を防いだというデータもあります。
インフルエンザの予防接種はどの時期に打つの?
それでは、インフルエンザの予防接種を受ける時期についてご紹介しましょう。
一体どのくらいに打てばよいのでしょう?
11月から12月中旬
基本的には流行が始まる前に打っておくことが大切です。
本格的な流行は12月よりはじまりますので、11月から遅くとも12月中旬には予防接種を受けておきたいですね。
また予防接種の時期になると病院は混雑しますので、行く前に連絡するか、早めに相談しておくのもおすすめです。
また、生後6カ月から13歳までのお子さんは2回打つ必要があります。
1回目と2回目の間は2~4週間あけるのが理想ですので、早め早めに対応しましょう。
インフルエンザの予防接種の副作用は?
それでは最後に、インフルエンザの予防接種を摂取することでおこる副作用についてご紹介しましょう。
注射を打った時にできる腫れ
注射を打った時に赤く腫れることがありますよね。
あれも副作用の一つなのですが、心配することはありません。
正しく体が作用し、抗体を作っている証拠なので、放っておけば2~3日で治ります。
ただ、その範囲が広範囲に広がり、肩などをおおってしまった場合は病院へ。
風邪のような症状
発熱や頭痛、体のだるさなどが出ることもあると言われています。
本当に風邪の場合もありますが、これらの症状も2~3日で収まります。
アナフィラキシー
全ての薬に共通してある副作用です。
インフルエンザのワクチンでも可能性があり、呼吸困難やじんましんなどの症状が出たらすぐに病院へ。
特に卵アレルギーの方は、成分に卵が使われているので注意が必要です。
卵アレルギーの方やアナフィラキシーの症状が出たことがある方は、予防接種を受ける前に必ず医師と相談してください。
ギランバレー症候群
手足に力が入らなくなるギランバレーにかかることもあります。
打ってから1~3週間後に発病し、呼吸困難になることも。
ただ、神経内科で適切な治療を受ければ多くの場合は治ります。
発症率は10~20%
インフルエンザの副作用は10~20%の確率で出ると言われています。
ただ、ほとんどは軽い腫れや風邪といった症状です。
効果の面を見ても予防接種は全く無意味ではないので、どうするのか考えてみてください。
効果がないわけではありません!
インフルエンザワクチンは、命を救う事もあるワクチンです。
時期になったら予防接種を検討し、不安な場合は医師と相談してみてください。