ファッションカラーと白髪染めの違い。美容院での施術はここが違う!
ファッションカラーと白髪染め、実は基本的には大して違いが無いのだそうです。
最近は、美容院でも白髪染めと明記していないサロンが多いですね。
ホームカラーなら、おそらく若い人はファッションカラーを使いますし、白髪が気になりだしたら白髪染めと記されている商品を使うことでしょう。
では、ファッションカラーと白髪染めには、どのような違いがあるのでしょうか。
そして、もう一つ気になるのが美容院での施術。
簡単に染められるホームカラーの商品がたくさんあり、自宅で染める人も少なくないと思います。
美容院で染める場合とホームカラーでは、薬剤や仕上がりに違いがあるのでしょうか。
それでは気になるヘアカラーについて、詳しく見ていきましょう。
ファッションカラーと白髪染めはどう違う?
おしゃれ感覚でヘアカラーを楽しむ人は、特に若い世代では多いと思います。
季節ごとに流行のカラーがあったりして、色を変えて楽しむことは定着していますね。
白髪染めの場合は白髪がきれいに染められ、浮かないように見せるのがポイントになります。
最近は白髪染めもおしゃれ染め感覚で、明るめの仕上がりのものが人気のようです。
では、ファッションカラーと白髪染めの違いはどのようでしょうか。
●ファッションカラー
おしゃれ染めと言われるもので、髪を明るくする成分が多く、染料が少ないです。
一旦髪の色を抜いてから染料で染める仕組みのため、明るめのカラーを楽しめるのと、色の種類が多いのが特徴です。
色持ちは美容院の場合でも、1ヶ月程度です。
●白髪染め
グレイカラーと言われるもので、髪をしっかり染め上げるために染料を多く含んでいます。
多くはブラウン系の色がベースになっており、暗めの仕上がりで色持ちも良いのが特徴です。
黒く染めるための、青色ベースのグレイカラーもあります。
色持ちは美容院の場合、1〜2ヶ月程度です。
ただし、どちらのカラー剤でも白髪を染めることも、おしゃれ染めに使用することも可能です。
実際に美容院では、希望の仕上がりによって両方のカラー剤を使用しています。
例えば、明るくなりすぎた髪色をトーンダウンして暗くするには、グレイカラーを使用するのだそうです。
それから、先程触れたように白髪染めでも明るめの仕上がりを希望するケースも多く、元の髪色を明るくして白髪をなじませるように、おしゃれ染めのカラー剤をグレイカラーに混ぜて使用することもあります。
美容院での施術とホームカラーの違いとは
最近では市販のカラー剤も使いやすく、きれいに仕上がる工夫が様々にされています。
ワンプッシュでカラー剤が混ざるようになっていて、ブラシで塗布も簡単にできるようになっていたり、泡状のフォームをなじませるだけだったりといろいろありますね。
手軽でリーズナブルなホームカラーと違い、美容院ではトリートメントや仕上がりの希望によってかなり金額がかることがあります。
白髪を染める場合には根元ギリギリまで薬剤を塗布しなければならないので、新たに伸びてきた部分を染める場合などは特に、美容院での仕上げと自分でするのでは大きな違いが出ます。
染め上がりの色の違い意外に、美容院での仕上がりで大きく違いが出るのが、髪や地肌の傷みでしょう。
白髪染めの場合は特に、地肌に近いところまで染めるため、薬剤によるダメージは気になりますね。
美容院で使用している薬剤は、市販のものよりも低刺激に出来ているため地肌や髪に優しいのです。
ファッションカラーの場合はブリーチ剤を多く含んでおり、さらに刺激が強くなります。
その違いは、主に薬剤の配合にあります。
美容院のカラー剤は配合してカラー剤を反応させる2剤の濃度を1〜3%と調整して作るため、髪へのダメージを最小限に止めるように工夫されています。
これに対して家庭で染めるホームカラーの2剤の濃度は6%と一定で、髪を脱色する作用が強く染まりやすくなりますが、髪や地肌へのダメージは大きくなります。
リーズナブルで手軽ですが、明るめに染める場合は特に、ホームカラーを頻繁に使うのは考えものです。
トリートメントタイプのカラー
きれいに仕上がった白髪染めは、できるだけ長持ちさせたいものですね。
しかし、いくら色持ちが良いとはいえ、染めてから1ヶ月も経つと色が抜けて新たに伸びてきた部分が気になってきます。
頻繁に染めるのは傷みが気になりますし、美容院に行くのも…という場合は、トリートメントカラーやマスカラタイプの毛髪着色料などをうまく使うのも一つの方法です。
ファッションカラーと白髪染め、家でする場合と美容院で施術してもらうことの違いを知って、ご自身に一番最適なヘアカラーを選ぶ参考にしてみてくださいね。