足の付け根にしこりが出来てる原因と何科で受診すればいいのか知りたい!
最近番組などでも取り上げられるしこり。
場所によってはがんであったり、そうでなくても大きな病気の場合も多々見られますよね。
ではこのしこりが、足の付け根にある場合はどうでしょう?
一体どんなことが原因で足の付け根にしこりが出来ているのでしょうか?
また、足の付け根にしこりがあった場合、何科で受診すればよいのでしょう?
そこで今回は足の付け根にできたしこりの原因と、発見した時は何科で受診すればいいのかについてご紹介します!
ぜひ原因と何科で受診すればいいのかを知り、正しく対処してくださいね。
足の付け根の原因と何科で受診すればいいのかについて!
それでは早速足の付け根にしこりができる原因と何科で受診すればいいのかについてご紹介しましょう!
一体そんな原因で足の付け根にしこりができているのでしょう?
実は足のしこりの原因には様々なものがあり、良性の物も悪性の物もあります。
粉瘤
皮膚組織に角質や老廃物がたまってしこりになります。
こちらは良性のしこり。
菌が入り込むと痛みを伴い赤くはれます。
詳しい原因はまだ解明されておらず、そのままにしていても治りません。
稀に癌化することもありますので、放っておくのはNGです。
こちらは整形外科や皮膚科で診てもらうといいでしょう。
大体は日帰りで手術を行ってくれます。
変形性股関節症
股関節症なのに、足の付け根?と思うかもしれませんが、炎症が起こることでしこりができます。
症状が進むと、歩きにくさや痛みがおこり、リンパ節がはれます。
このことによって、足の付け根にしこりができるのです。
放置しては絶対にいけません、日常生活に支障をきたします。
整形外科、または股関節の専門医に相談するようにしてください。
梅毒
昔の病気と思うかもしれませんが、近年では増加傾向にあると言われています。
梅毒の場合は感染した場所に、小豆大ほどの痛みのないしこりができます。
足の付け根にできる可能性もあります。
一ヶ月ほどでしこりはなくなることも多いのですが、菌が残ると悪さをしてしまいます。
放っておくと脳障害、臓器腫瘍と言った症状も出ますので、思い当たる節があればすぐ女性は婦人科、男性は泌尿器科へ。
鼠径ヘルニア
別名「脱腸」とも呼ばれるこの病気は、腸や腹膜が正常な位置から飛び出してしまう病気です、
足の付け根と腹の筋肉や菌膜の間に隙間ができ、そこから脱腸するため、付け根に柔らかいしこりが出ます。
痛みもなく放置してしまう事も多いのですが、放っておくと腸閉塞や腹膜炎、命の危険もあります。
自然治癒ではどうにもできませんので、外科へ受診するようにしてください。
脂肪腫
良性腫瘍で、脂肪細胞がしこり状になり、それが増殖することでできる腫瘍の事です。
大きさはまちまちで、大体豆程度の大きさから10cmほどになることもあります。
痛みがないのが基本ですが、神経を圧迫すると痛みを伴います。
皮膚科や形成外科にて対応してくれますが、経過観察になることもあります。
リンパ節の腫れ
例えば足を怪我したときなどに、細菌をやっつけようとする白血球により免疫反応でおこるしこりの事です。
これが原因の場合は、炎症が治まればしこりは自然と引いていきますので、ご安心を。
ただし、怪我が治ってもしこりがある場合は、悪性腫瘍の可能性があるので内科を受診しましょう。
ヘルペス
性器のイメージですが、足の付け根にしこりで出ることもあります。
かゆみや痛みを伴って、しこりがなくなっても菌がいる可能性がありますので放置は厳禁です。
38度以上の熱、痛み、歩行困難、排尿障害なども一緒に出たら、ヘルペスを疑ってください。
この場合は女性なら婦人科、男性なら泌尿器科へ行くようにしてくださいね。
悪性リンパ腫
足の付け根のしこりで悪性のものと言えば、こちらの悪性リンパ腫です。
リンパ球が悪性に変化する病気で、腫瘍が急激に大きくなり、発熱や痛み、倦怠感、体重減少、立ちくらみなどの症状もあります。
初期には痛みを伴わないことも多いのですが、徐々に症状が悪化します。
リンパ節の腫れが続き、痛みのないしこりがある場合は、一刻も早く血液内科もしくは内科へ。
足の付け根のしこりは体からのSOS
足の付け根にできるしこりには、いろんな病気が原因であることが分かっていただけたと思います。
しこりが足の付け根にできたら体からのSOSだと思い、各医療機関を受診しましょう!