イースターエッグ、卵を使った作り方
イースターは日本ではまだ、あまり馴染みのないものかもしれませんね。
これは春にあるキリスト教の復活祭で、イースターエッグはその復活祭を祝うためのカラフルに装飾された卵のことです。
卵を固ゆでして作るのが本来の作り方だそうですが、最近はプラスチックや発泡スチロール、お菓子のイースターエッグもありますね。
せっかくですから、ここでは本来の卵を使った作り方をご紹介します。
長く飾っておきたい場合は、卵の殻だけを使えば長期間保存が可能です。
卵の中身をいかにきれいに抜き取るかが、作り方のポイントです。
では、イースターエッグの作り方と様々な飾りのアイデアを見てみましょう。
固ゆで卵の基本のイースターエッグ
卵を茹でて作るのが、古くからの作り方です。
赤く染めるのに赤タマネギの皮と一緒に茹でて作られました。
●基本の作り方
<材料>
*赤玉の生卵
*タマネギの皮(赤いと仕上がりが綺麗)2つかみ
⑴タマネギの皮をよく洗う
⑵タマネギの皮を敷いた鍋に卵を入れ、さらにタマネギの皮をかぶせる
⑶卵がかぶる量の水を入れ、茹でる
⑷茹で上がったら、そのまま色が付くまで置く
仕上がりに食物油を塗ると、ツヤが出て見栄えがします。
カラフルで食べられるイースターエッグの作り方
赤いのも良いですがもっとカラフルに作りたい場合は、色とりどりの食紅を使って染めます。
食紅を使うのは、卵の殻は染料が浸透してしまうためです。
あとで食べる場合は、食べても安全な染料を使いましょう。
●カラフルなイースターエッグ(ゆで卵)
<材料>
*生卵(白)
*食紅
*食酢
*マスキングテープ、シールなど
⑴固ゆで卵を作り、水気をよく取り冷ましておく
⑵卵の模様をれたい場所に、マスキングテープやシールを貼る
(テープやシールを貼った場所は色がつきません)
⑶食紅を1カップの水で溶き、食酢を大さじ1入れて食紅水を作る
⑷卵を入れ、しばらく置く(好みの色になるまで)
⑸2色にしたい場合は、テープやシールを剥がしてから更に別の色の食紅水に漬ける
表面を乾かして完成です。
卵の殻のみで作る場合
ゆで卵での作り方は簡単ですが、長期間の保存ができないのと絵の具やインクなど、食紅以外の染料が使えないのが難点です。
中身を取り除いておけば、気兼ねなくデコレーションができますし長期間飾って置いておけますね。
中身の取り除き方をご紹介します。
<用意するもの>
*生卵
*爪楊枝、キリなど卵に穴が開けられるもの
*ストロー
*ボウル(卵の中身を受けるもの)
⑴生卵の下に穴を開ける
⑵中を爪楊枝でかき混ぜる
⑶卵の上にも穴を空け、ストローを当てて息を吹き入れ中身を下から出す(ボウルで受ける)
⑷中身が出たらよく水洗いし乾燥させる
しっかり洗って、後から異臭がするということがないようにしましょう。
卵の殻にデコレーションしましょう
中身を取り除いた殻には、好きな材料でデコレーションが可能です。
ボンドでレースや、キラキラのグリッターなども付けられますね。
ベースの色によって、仕上がりの印象がポップにもシックにもなります。
ポスターカラーですと綺麗に着色ができます。
絵を描くのはちょっと、という方は、マスキングテープですと手軽にできます。
いろいろな柄のテープがありますし、失敗なくできます。
ペンで文字を書いたりもできますね。
出来上がったイースターエッグを飾りましょう
折角ですから、仕上がったイースターエッグを飾る工夫もしてみましょう。
ボウルやカゴに鳥の巣のように置いてもいいですし、透明なガラスの器に入れてもおしゃれです。
難易度は上がりますが、殻だけの場合は紐で吊して飾ったり、リースにしても良さそうです。
最後に、殻から取り出した卵やゆで卵は、料理して食べましょうね。