CTとMRIの違いって知ってる?脳がどんな状態ならどちらを使うのかも知りたい!

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誰しも名前は聞いたことのあるCTやMRIといった体や脳の中を撮る機械。

でも一体どんな違いがあるのかまで、ご存知の方は少ないかもしれませんね。

あまり病院へ行かない方は、その撮り方の違いもよくわからない、という方も多いはず。

ではCTとMRIには一体どんな違いがあるのでしょうか?

脳で使う事も多いので「脳にこんな異常があるとこちらを使う」といった使いわけはあるのでしょうか?

今回は実はあまり知られていない、CTとMRIの違い、そして脳の状態によってどちらを使うのか、についてご紹介しましょう!

気になる方は、ぜひ目を通してみてくださいね!

CTとMRIの違いって何?

それでは早速CTとMRIの違いについてご紹介しましょう!

かなり似たイメージの二つですが、実は根本的に構造が違うんですよ。

CT

まずはCTについてご紹介しましょう!

CTは放射線を使って体の中を撮影する方法です。

一度写したくらいでは何の問題もないのですが、これはデメリットとしてもよく知られています。

X線という言葉を聞いたことはありませんか?

これは放射線の一つで「レントゲン線」とも言われています。

骨折などをするとレントゲンを撮ることも多いと思うのですが、CTはこのレントゲン線を使った撮影方法です。

レントゲン線は、人に当てると水分は通してしまうのですが、体の中で骨など通過しない部分が出てきます。

また、肺などの空気を含んだ場所も撮影が得意です。

この部分をフィルムに焼きつけて撮影するのがレントゲン撮影です。

CTはこの技術を応用しています。

基本的にはドーナツの穴のようなところに頭などを入れて、いろんな角度から撮影します。

その後コンピューターで分析して、体のかなり細かい部分まで見ることができます。

撮影時間は15分程度と比較的短い時間で対応してくれます。

血管や水分の多い内臓を写すことはできませんが、「造影剤」というものを飲むと写すことが出来ます。

いわゆる「バリウム」というやつですね。

MRI等には入れない方は、こういったバリウムを飲んでCT撮影を行う事もあるようです。

MRI

ではMRIはどうでしょう?

MRIは磁気を使って写真撮影を行います。

実は人の体からは微弱ながら磁気が出ています。

この磁気を使って撮影を行います。

人間が発する磁気は水分から出ているものなので、CTとは逆に「水分を写すための物」となります。

内臓や血液など水分を含んだ場所の撮影がとても得意です。

その代わり肺などの空気が貯まっている部分を写すのは苦手なので、こういった部分を写す場合はバリウムを飲みます。

MRIは筒の中で撮影をするような感じで、足元はオープンにはなっているのですが、30分程度は入っていなければならないので、閉所恐怖症の方にはかなり辛いかもしれません。

また撮影時にかなりの音がするため、ヘッドフォンで音楽を聴くのですが、気になる方もいるかもしれません。

磁気を使うという特性上、金属の物を身につけると撮影に支障が出ます。

取り外せるものなら良いのですが、歯の矯正やペースメーカーなど取り外せないのならMRIでは撮影ができません。

もし嫌ならご相談を

CTやMRIにはメリットもありますが、デメリットもあります。

ですのでこっちのデメリットはちょっと怖い、という事があればお医者さんと相談するようにすれば、変更してくれることもあるようですよ!

無理しないようにしてくださいね。

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脳の撮影はどんな状態の時にどちらをつかうの?

ではちょっと気になる脳の撮影ですが、CTとMRIは脳がどんな状態の時、それぞれ使うのでしょう?

外傷性の物はCT、そうでないのならMRI

CTの場合、骨でレントゲン線がさえぎられるので、脳の中まで診るというのは難しいです。

その為脳出血やクモ膜下出血等、外傷による脳のダメージにかなり有効です。

頭痛などでもいっても、外傷性が疑われる時はひとまずCTを取ることも多いようです。

MRIは脳の中の問題に対して優れた効果を発揮します。

急性の脳梗塞や脳幹部梗塞、脳腫瘍の詳細な画像撮影などにも使われています。

意外と違いのあるCTとMRI

同じ体の中を撮影する方法でも、CTとMRIでは全く違いました。

あなたも今回ご紹介したことをよく覚えておいて、ちょっと不安な要素がある場合は、お医者様と相談するようにしてみてください。

出来るだけストレスなく体の中を調べてもらいましょう!

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