妊婦さんの温泉旅行、浴衣を着て過ごしたい!
最近になって、妊婦さんでも温泉に入っても良いことになりました。
妊娠中もゆったり温泉旅館に泊まって、リラックスタイムを楽しめますね。
温泉旅館といえば、浴衣。
妊婦さんでも滞在中は浴衣を着て、温泉気分を満喫したいもの。
でも妊娠期間によってはお腹が大きくなってしまい、浴衣のサイズが心配な人もいるのではないでしょうか。
しかし一昔前は誰でも着物を着ていたので、妊婦さんでも大丈夫なはずです。
旅館の浴衣と普通の浴衣の違いと、妊婦さんのための着付けのコツをそれぞれ纏めてみました。
旅館の浴衣はここが違う!
旅館の浴衣は普通の浴衣よりも身幅が広く作られています。
身丈は、おはしょりを取らずに着られるように作られているので、着付けはとても簡単です。
普通の浴衣と同じように、右前見頃を内側に、左前見頃を上から重ねて着付けます。
仮に丈が長すぎる場合には、たくし上げておはしょりを取ることもできます。その場合は腰ひもを使います。
しかし、妊婦さんはあまりお腹回りを締め付けたくはありませんから、丈の短いサイズに変えてもらえるかどうか宿に確認してみましょう。
襟元は開きすぎるとだらしなく見えますので、浅めに合わせておくのが良いでしょう。
帯の位置ですが、お腹が大きい場合は胸の下あたりで結びます。
着崩れしにくくお腹も楽です。
お腹の下で結ぶこともできますが、動いた時にはだけやすくなりますし、見た目も胸下の方がバランスよく見えます。
着崩れた時に慌てないように、キャミソールなどを下に着ておくと安心です。
旅館の浴衣は基本的には部屋着なので、楽に着て過ごしましょう。
普通の浴衣は着られるの?
普通の浴衣でも、よほどで無い限りはサイズは大丈夫です。
お手持ちの浴衣を着るのも良いですし、温泉地のプランによっては浴衣の貸し出しがあるので、サービスを利用してのおしゃれも楽しめそうですね。
妊娠後期でお腹が大きくせり出してくると、普通の浴衣は裾が上がってしまったりして着られなくなることがあるかもしれません。
気になる方には、大きめサイズの浴衣もあるようです。
ただ、それだけのために大きめサイズを購入するのはちょっとと言う場合は、上下がセパレートになったものはいかがでしょうか。
難しい着付けの心配もこれなら不要ですし、産後も普通に着られます。
浴衣は着たいけれど着付けが自分で出来ない人には、洋服感覚で着られるのでおすすめです。
もしも普通の浴衣の着付けを頼む場合は、必ず妊娠中であることを伝えましょう。
着崩れしないように通常はしっかり締めて着付けますが、妊婦さんの場合は締め付け過ぎは禁物です。
着付ける時の腰ひもや伊達締めは、伸縮性のあるものですと締め付け過ぎることもなく、立ったり座ったりが楽です。
特に妊婦さんは暑く感じますので、帯も兵児帯など薄くて柔らかいものの方が暑くなり過ぎず快適です。
お腹が大きい場合は帯板は入れずに、帯の幅は狭いものにしましょう。
浴衣での過ごし方で、気をつけたいこと
浴衣を着て出歩いたりするときは、特に足元に気をつけましょう。
普段着慣れていない浴衣は足さばきが悪いですし、大きなお腹で足元が見えづらかったり、履き慣れていない下駄でつまづいたりしがちです。
歩くときはゆっくりと、転ばないように気をつけましょう。
ゆったり帯を締めていても急に体調が変化したり、気分が悪くなることがあるかもしれません。
急な体調の変化に対応できるように、着替えを用意しておくと安心です。
お部屋でゆったり浴衣で過ごす分には大丈夫ですが、浴衣で出歩くときは人混みは避け、絶対に無理をしないようにしましょうね。