台風って英語ではハリケーン?それともサイクロン?違いが知りたい!
夏になると心配になるのが台風。
過ぎたと思ってもまたやってきては、大暴れしていきますよね。
でもそんな台風、英語で言うとなんというかご存知ですか?
ハリケーンという言葉がありますが、似たような言葉でサイクロンという言葉もあります。
台風は英語で言うとハリケーンとサイクロン、どちらなのでしょうか?
今回はそんなハリケーンとサイクロンと台風の関係性についてご紹介します。
英語が苦手だというあなた、ぜひ参考にしてくださいね!
台風は英語で言うとハリケーン?サイクロン?
それでは早速台風はハリケーンなのかサイクロンなのかをご紹介しましょう。
どちらも台風の事です
実は、どちらも台風という意味があります。
よく聞く「ハリケーン○○」といった名前は台風の名前の事です。
でもどうして同じ意味の単語が2つもあるのでしょうか?
発生した場所によって呼び名が違います
実は英語では台風が発生した場所によって呼び名が異なります。
根本的には同じものなんですが、原産地が違うという感じですね。
ですので「台風を英語にしなさい」ということであればどちらを使っても正解、と思いますよね。
実は厳密に言うと少し違うというのが本当のところです。
間違いではないけれど、二重丸ではない、といった感じでしょうか。
一体どういう事でしょう?
厳密に言うと台風とハリケーン、サイクロンは違います
台風はハリケーンとサイクロンとかなり似た意味を持っていますが、厳密に言うとこれらと台風は少し内容が違います。
実は「台風」という言葉だけでも、その熱帯低気圧が発生した地域をある程度特定することができるんです。
どういう事かというと、ハリケーンとサイクロンと台風は、発生した場所によって呼び分けられている、という事です。
タイフーンをご存知ですか?
それではこの「台風」世界ではなんと呼ばれているのでしょうか?
「タイフーン」という言葉を聞いたことはありませんか?
実はタイフーンというのが「台風」のことです。
もし台風を英語にしなさいという問題があれば、「typhoon」と書くのが二重丸の正解といえそうですね。
意外と知られていない台風とハリケーン、サイクロンの違い。
あなたはご存知でしたか?
台風とハリケーン、サイクロンは具体的に違うの?
それでは次に、台風とハリケーン、サイクロンの具体的な違いについてご紹介しましょう。
ハリケーン
まずハリケーンについてご紹介しましょう。
ハリケーンは西経180度から大西洋の北半球で発生した物を差します。
地域で言うと大西洋北部、太平洋北東部、太平洋北中部となります。
名前の由来は、カリブ海の邪神である「ウラカーン」から命名されました。
国際的な基準があり、熱帯低気圧の中でも最大風速が64ktになるものを指します。
サイクロン
インド洋北部と南部、大西洋南部で発生した熱帯低気圧の事を差します。
実はサイクロンは低気圧の総称としても知られています。
熱帯低気圧は「トロピカルサイクロン」とよばれ、基本的にトロピカルサイクロン以外に呼び名のない地域は「サイクロン」と呼ばれます。
語源はギリシア語のKyklonからきています。
こちらもハリケーン同様、最大風速が64ktになる物を差します。
台風
太平洋北西部で発生した熱帯低気圧の事を差します。
語源はギリシア神話のデュポンという怪物から取られています。
こちらの基準は日本と国際基準では違いがあり、日本では最大風速34ktのものを差します。
国際基準は他の二つと同様64ktとなります。
発生数が最も多く、より強力なのがこの台風だと言われています。
移動をすると名前も変わる?
基本的には発生した場所の名前がつけられるのですが、熱帯低気圧が移動し、エリアが変わるとそのエリアの名前がつけられます。
例えば最初は「ハリケーン」でも、太平洋北西部まで移動すると「台風」になります。
ですのでどんな国でも、その熱帯低気圧の名前は一つだけです。
例えば日本では「台風」だけしかやって来ませんよね。
これはどこで生まれても、熱帯低気圧がその移動して名称が変わるため、というわけです。
3つの呼び方の違い、覚えていてくださいね!
地域によって呼び方の違う台風。
これらの違いをしっかりと覚えて、使い分けてみてくださいね!