妊婦が飛行機に乗る時に注意したいこと!気圧が原因でおこる症状についてご紹介します。
体力的にはもちろん、精神的にも大変な妊婦さん。
そんな妊婦さんも、飛行機に乗らなければいけない時ってあると思います。
でも飛行機って妊婦が乗るには、なんだか不安な事が多いですよね。
実際妊婦さんが飛行機に乗る時は、気圧の関係等で気をつけなければいけないことがいくつかあります。
気圧と聞くとどうしようもなさそうですが、一体どんな事を気をつければいいのでしょうか?
今回は気圧の違い等が引き起こす、飛行機で起こりやすい症状についてご紹介します。
ぜひ飛行機に乗る時は参考にしてくださいね!
妊婦さんが飛行機に乗ると、気圧の関係でこんな症状が
それでは気圧が引き起こす、飛行機での症状についてご紹介しましょう。
妊娠すると体が変わりますので、いつも大丈夫だからと過信しないようにしてくださいね。
気圧が変わるとどうなるの?
飛行機内の気圧は、基本的に保たれているのですが、やはり離着陸前後では大きく変わります。
離着陸時に、耳鳴りがすることがあると思いますが、あれは気圧が関係しています。
実はその他にも、気分が悪くなったり、人によっては鬱な状態になることもあります。
具体的な症状
・耳鳴り
・息苦しさ
・吐き気
・頭痛
具体的にはこれらの症状が引き起こされます。
普段ならそれらの状態は放っておけば治りますが、妊婦さんは違います。
気持ち悪さはつわりとなって、より辛い思いをする可能性も高いですし、なによりお腹の赤ちゃんの事が気がかりですよね。
酸素濃度の低下
飛行機は気圧の変化に伴って、酸素濃度が低下します。
ですので息苦しさはもちろん、胸が圧迫されているような状態になることもあります。
心臓や脳、呼吸器官といった部分に疾患をお持ちの方は、症状が悪化することが考えられます。
また妊婦さんは貧血になりやすい状態となっています。
酸素濃度が低下することでめまいがしたり、酷い時には気絶することもあります。
赤ちゃんへの影響
妊婦さんが無理をすると、おなかの赤ちゃんに大きな影響を及ぼすこともあります。
また気圧の変化は、お母さんの腸内を膨張させ、赤ちゃんを圧迫する可能性があります。
最悪の場合は流産となることもありますので、注意が必要です。
思っているよりも気圧によっていろんな症状が出てしまいます。
できれば飛行機には乗らないのが得策なのですが、どうしても乗らなければいけないことがあるはず。
そんな時は一体どうすればよいのでしょう?
どうしても妊婦が飛行機に乗る時はどうすればいい?
例えば妊娠を期に、遠方の実家に帰る時等は飛行機を使うという事もありますよね。
そんな時はどんな事を気をつければよいのでしょう?
乗ってはいけない時期がある
特に妊娠初期の妊婦さんは、胎児の状態が不安定です。
流産のリスクが増えますので飛行機搭乗はしない事をおすすめします。
また、臨月(出産予定まで1カ月をきっている)の妊婦さんもおすすめしません。
乗れないことはありませんが、搭乗するために条件がつけられています。
1カ月を切る状態であれば、医師の同意書が必要です。
また、海外なら14日前、国内線なら7日前の搭乗には医師の同伴が必要な場合が多いです。
安定期であれば、基本的には流産のリスクも少なく問題なく乗ることができます。
ただ、やはり普段よりはずっとデリケートな状態ですので、必ず医師に相談し、普段よりも気をつけて乗りたいですね。
通路側の席にしましょう
トイレに立ちやすく、体も動かしやすい通路側の席にしてください。
万が一に備え、エチケット袋を用意しておくことも忘れずに。
乗務員に声をかけておきましょう
妊娠中は何かと不便な事も多いはず。
そんな時は乗務員さんの気遣いがとてもありがたいものです。
一言声をかけておけば、気にかけてくれると思いますので遠慮せずに声かけしておきましょう。
空港によっては妊婦用のサービスも行っていますので、それらもぜひ活用してください。
適度に体を動かして
妊婦は血のめぐりが悪くなっています。
ですので時々立ったりして体を動かしましょう。
エコノミー症候群を防ぐこともできます。
マスクを忘れずに
飛行機は閉鎖された空間です。
ウイルス感染しやすい状態となっていますので、マスクで予防を忘れず行いましょう。
妊婦さんの飛行機旅は、十分気をつけて
妊婦さんが飛行機に乗る時は、いろんなリスクを背負っています。
ですので自分の体と相談しながら、無理のない範囲で乗るようにしてくださいね!