ネクタイのディンプルって何のことか知ってる?意外と知らないマナーをご紹介!
毎日締めている方も多いネクタイ。
でもそのネクタイの事、あなたはどれだけ知っていますか?
今回ご紹介するのはネクタイの中でも「ディンプル」についてです。
このディンプル、あるととっても格好よくなるのですが、場合によってはマナーを守らなければいけないことがあります。
一体ディンプルのマナーとはどんなものなのでしょうか?
そんなディンプルのマナーも含めて、今回はご紹介します!
ネクタイのディンプルって何?
そもそもネクタイのディンプルとは何なのでしょうか?
実はとっても細かいことなのですが、あるとないとでは雰囲気も変わってくるんですよ!
ディンプルとはくぼみの事
ネクタイを結ぶと、当然結び目ができますよね。
その下にくぼみを入れて結んでいる方を見かけることはないでしょうか?
このくぼみを「ディンプル」と言います。
本当に細かいことなのですが、このディンプルがあることで襟元に立体感が生まれます。
ディンプルには「飾る」といった意味があり、その名の通り飾ってエレガントな雰囲気を作ることができます。
ちょっとこなれた感じにスーツを着たい、という方は取り入れてみてはいかが?
ディンプルの作り方
ディンプルの作り方は難しくありません。
最後の結び目を仕上げる時に、ちょっと工夫するだけ!
大検の真ん中に指をさしこんで凹みを作ったら、そのまま結び目を抑えます。
そして大剣を引っ張って、続いて小剣も整えれば完成です!
これは「シングルディンプル」と呼ばれ、初めての方におすすめのディンプルです。
また「ダブルディンプル」と呼ばれる作り方もあります。
作り方は先ほどの凹みを2か所作って同じように工夫するだけです。
これだけでよりエレガントな印象になりますよ。
慣れるまでは練習が必要かもしれませんが、できれば簡単なのでチャレンジしてみてくださいね!
ディンプルを作るコツ
ディンプル自体は簡単にできるけど、すぐ崩れてしまう、なんてこともあるかもしれませんね。
そんな時はディンプルを作る位置が悪いのかもしれません。
ディンプルを作る時は「高めの位置で作ること」が崩れにくくなるコツです。
結び目のすぐ下よりは、結び目の中にもディンプルを作って締めるといった感じでしょうか?
1日崩れない綺麗なディンプル(くぼみ)の作り方−ネクタイの結び方−
詳しくはこちらの動画をぜひ参考にしてください。
折角ディンプルを作るのですから、キレイにずっと保っておきたい物。
その為にも、コツを完全に掴んでしまいましょう!
ディンプルはマナー違反になることもあります
とてもエレガントな印象にしてくれるディンプル。
ただ、そのエレガントさ故に、作るとマナー違反になることもあります。
お葬式や法事などではNG
先ほどもご紹介しましたがディンプルには「飾る」といった意味があります。
しかしお葬式や法事では飾ってはいけません。
ですのでディンプルを作ることはマナー違反となります。
クセになっている方もいるかもしれませんが、そんな方は鏡でチェックして無意識にディンプルを作っていないかを確認することも必要かもしれませんね。
作らなければいけないというマナーはありません
逆にディンプルを作らなければいけない、というような決まりはありません。
普段の仕事で使う時はもちろん、結婚式や改まった場でも作らなくても問題ありません。
ただ「あれば格好よく、きちっとして見える」というのは確かにあります。
見た目を気にする職業の方や、高級レストラン等では「ディンプルを作った方がいい」と言えるかもしれません。
結婚式等も、派手になっては駄目ですが基本的にはオシャレをしていく場ですので、ちょっとディンプルを作ることで、キッチリとして見えますよ!
ですので「きちんとした格好をする時はした方がいい」と覚えておくといいかもしれません。
ナロータイでは不要
幅の狭いナロータイと呼ばれる物があるのですが、もしこれをつけるのであればディンプルは不要です。
ナロータイはそのままでつけるのが、一番格好いいネクタイです。
マナー違反とまでは言いませんが、ディンプルを作っても更に格好よくはならない、といった感じですね。
そのままの格好よさを楽しんでください!
ディンプルはTPOに合わせて!
ディンプルは最低限のマナーさえ守っていれば、いつでもあなたの格好よく仕上げてくれます。
ぜひディンプルを作るようにして、格好よくネクタイを締めてくださいね!