いかなごの釘煮の由来とは?出回る時期や賞味期限、家庭での作り方について。

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春の味覚、いかなごの釘煮をご存知ですか?

名前からして美味しいのかどうか、そしてその由来も気になってしまいますね。

いかなごの釘煮は関西では春の風物詩の一つです。

名前の由来は、その見た目が古釘に似ていることから、釘煮と呼ばれるようになったそうです。

実は”いかなご”と言う、魚の名前の由来も面白いですよ。

関西では毎年春のある時期になると店頭に新鮮ないかなごが並び、各家庭でもいかなごの釘煮が作られます。たくさん作って親類におすそ分けもします。

それぞれ家庭の味があって、作り方がご家庭によっても若干異なるようです。

また、いかなごが解禁を迎える時期になると、スーパーにはいかなごの釘煮コーナーがもうけられ、醤油、ザラメ、保存容器などが並びます。

さて、新鮮ないかなごを家庭で釘煮ににした時の、賞味期限が気になりますね。

旬の短い時期だけでなく少しでも長く楽しみたいものですが、作り方や保存方法による賞味期限はどれくらいでしょうか。

いかなごの名前の由来と、美味しい釘煮の作り方、そして家庭で保存する時の賞味期限についてまとめてみました。

いかなご-名前の由来と旬の時期について

いかなごとは、スズキ目イカナゴ科の海水魚で、成長すると全長25cmほどになります。

釘煮にされるのは幼魚です。

名前の由来は諸説ありますが、いか(如何なる)、な(魚)ご(子)なりや、つまり、どんな魚の稚魚かわからなかったために”いかなご”と言われるようになったと言う説が有力です。

他には、カマス(イカリ魚)の幼魚の意味で、見た目がよく似ていることからそのように呼ばれる説があります。

地方によって呼び方が異なり、関東では稚魚をこうなご(小女子)、関西では新子といいます。

漢字では玉筋魚と表します。

泳ぐ姿が玉のように群れをなし、魚の姿が筋のようであることからこのような漢名を持ちます。

分布は北海道から九州沿岸で、浅い砂底の海でプランクトンを食べています。

夏になると温暖な地域では砂に潜って夏眠する、珍しい生態の魚です。

いかなごの釘煮に適しているのは体長2〜3cmほどの稚魚で、時期は2月下旬から3月下旬の短い間のみです。

毎年この時期になると、阪神淡路地区では各家庭から釘煮を作る香りが漂います。

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釘煮の作り方

釘煮はいわゆる佃煮のことで、醤油と砂糖(ザラメ)で炊き上げたものです。

各家庭で若干作り方が違うようですが、以下が一般的な作り方の一例です。

いかなごは痛みやすいので、買ってきたらその日のうちに料理しましょう。

●材料

いかなご(新子)1kg、 醤油 250cc、 砂糖(ザラメ)250g、 みりん 150cc、 土生姜(千切り)50g

①いかなごはよく水洗いします。

②大きめの鍋に醤油、ザラメ、みりん、生姜を入れ、強火で沸騰するまで加熱します。

③煮立ったら、いかなご入れます。冷たいうちに手で混ぜます。

④アルミホイルで落とし蓋をして、強火で煮ます。この時フォイルに菜箸などで穴をたくさん開けておきます。

アクを取りながら煮ます。
(いかなごは崩れやすいので、かき混ぜないようにします)

⑤落とし蓋がいかなごに触れたら、蓋を取り、弱火で焦がさないように煮ます。

泡で全体を包むように煮込むのがポイントです。

⑥汁がなくなる寸前で火を止め、ザルで煮汁を切り平らに広げて手早く冷まします。

 粗熱が取れたら出来上がり!

いかなごが生で入手できる地域の方は、ぜひ試してみてください。

賞味期限について

常温でも1ヶ月、冷凍すれば1年ほど日持ちがします。

佃煮は砂糖や塩分が濃いので、保存が良いのです。

市販のものは、各メーカーのラベルの表記にしたがいましょう。

たくさんある場合は、冷凍しておいて長期間楽しむのも良いですね。

量が多いものを取り分けて保存する場合は、他の食品が付かないように取り分けに使用する箸などの清潔に気をつけましょう。

春の味覚いかなごの釘煮は、美味しいのはもちろんカルシウムなど栄養も豊富です。

ットで取り寄せも可能ですから、この春ぜひ味わってみてはいかがでしょうか?

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