彼岸花の花言葉は色によって違う?定番の白と赤の花言葉について知りたい!
とても不思議な雰囲気の花と言えば、なんといっても彼岸花。
美しいその見た目ですが、幽霊花、地獄花、死人花とも呼ばれ、日本人にとっては「死」と関連するあまり縁起の良くない花として有名かもしれませんね。
でも彼岸花の花言葉には、そういった意味はありません。
では一体どんな花言葉があるのでしょうか?
彼岸花は赤のイメージですが白や黄色の物もあり、色によって花言葉が変わってきます。
今回はその中でも定番の赤と白の花言葉についてご紹介しましょう!
お花が好きな方は、赤と白の花言葉の違いもしっかり覚えて参考にしてくださいね!
彼岸花の花言葉ってなに?~白の彼岸花編~
それではまず、白の彼岸花の花言葉についてご紹介しましょう。
赤ほどは見かけないとは思いますが、比較的彼岸花の中ではポピュラーな色と言えるかもしれませんね。
一体どんな花言葉があるのでしょう?
白い彼岸花の花言葉
・私が想っているのはあなただけ。
・また会えるのを楽しみにしています。
こういった意味があります。
確かに死人からのメッセージのような気もしなくはないのですが、彼岸花のイメージをなしにして見てみるといかがでしょう?
必ずしも死に直結するような花言葉ではありませんよね。
むしろ片思いの相手に渡すお花としてはぴったりかもしれません。
とても繊細で心がその人でいっぱいになっていると言った、そんな恋の始まりを表しているようです。
彼岸花の花言葉ってなに?~赤の彼岸花編~
それでは次に、赤い彼岸花の花言葉についてご紹介しましょう。
彼岸花と言えば赤という方も多いように、花言葉も白より多いようです。
赤い彼岸花の花言葉
・情熱
・再会
・諦め
・独立
・悲しい思い出
・私が想っているのはあなただけ。
・また会える日を楽しみにしています。
白の彼岸花と同じ花言葉もありますが、情熱など赤らしい意味のある花言葉もありますね。
彼岸花の花言葉は愛や恋に関連する言葉も多く、ロマンチックな花だとも言えるかもしれません。
ただ赤は情熱という言葉がぴったりで、元気なイメージもありますが、白に比べると少しネガティブな花言葉もあります。
はっきりとした色合いなのに、繊細な雰囲気もある赤の彼岸花なので、そういった花言葉もぴったりですね。
とはいえ彼岸花が不吉だと言われているのにはこの花言葉は関係ありません。
では一体なぜ不吉な花だと言われているのでしょうか?
彼岸花が不吉だと言われる理由って?
それではなぜ不吉なイメージがあるのか、少しご紹介しましょう。
名前の由来
そもそも「彼岸花」という名前が、死とかかわり合いのあるような雰囲気ですよね。
これはお彼岸の時期に咲くからその名前を付けられたと言われています。
ただ、別名である死人花や幽霊花と言った物はもっと違う理由があります。
彼岸花には毒がある
実は彼岸花には毒があり、間違って食べると死に至ります。
毒があるのは根の部分なのですが、この根の部分はでんぷんも多量に含まれていて、飢饉のときには非常食として食べていたそうです。
毒は水で洗うと落ちてしまうのですが、それが完全でないと下痢や嘔吐、最悪の場合は死に至ることもあったそうです。
こうしたことから彼岸花による死者が絶えず、死の象徴としてイメージが確立したのかもしれません。
墓地に彼岸花が植えられている
またもう一つ彼岸花はよく墓地に植えられていることも、不吉なイメージの要因。
実はまだ日本が土葬で死者を埋葬していた頃、彼岸花の毒を利用して肉食の動物にお墓を荒らされないように、と植えられていたそうです。
ただ、このことが関係して「彼岸花をつむと死人が出る」等と言われることもあります。
お墓の近くですので、彼岸花をつんで何気なく近くを見たら死体が少し見えていた、という事もなくはなかったのでしょう。
これらの理由から死者花、死人花等と呼ばれているようです。
子供を近づけさせないため?
これらの彼岸花に関する話は、かなり大げさな部分が多いですよね。
ただ毒を持っていることは事実ですので、子供を近づけさせないようにするための工夫だったのかもしれません。
その工夫が、彼岸花のイメージを不吉な物にしてしまったのかもしれません。
彼岸花は、繊細な愛の花言葉を持つ花でした
不吉なイメージの彼岸花。
でもその花言葉はとても愛に溢れた素敵な言葉でした。
ぜひそのことを忘れず、彼岸花という花を好きになってみてくださいね!