浴衣の着かたが知りたい!男性の帯の結び方や、どっちが前になるのかなどをご紹介!
夏になると着てみたくなるのが浴衣!
花火大会はお祭りなど、着て行く機会も増えてなんだかわくわくしますよね!
でも浴衣の着かたってあなたはご存知ですか?
帯の結び方や、着物の左右どっちが前に来ればいいのかなど、意外と知らないことも多いですよね。
浴衣で重要な帯の結び方は知らないと格好悪く見えてしまいます。
そして浴衣の左右どっちが前にくるのかという事は、間違えていると恥をかいてしまうかも。
でもポイントさえ守れば、浴衣の着かたはとっても簡単なんです!
そこで今回は帯の結び方や左右どっちが前かなど、基本的な事も含めて、男性の浴衣の着かたについてご紹介しましょう。
男性も格好良く着こなして、彼女と素敵な浴衣デートをしてくださいね!
簡単!浴衣の着かた男性編!
それでは早速浴衣の着かたをご紹介しましょう。
女性は難しいのですが、男性は意外と簡単に着ることができます!
1、浴衣を羽織りましょう!
まずは足を肩幅に開いて姿勢をよくして立ちます。
きちっとした姿勢をとれたら浴衣を羽織ってください。
背中にある「背ぬい」と呼ばれる部分が、背中の真ん中に来るように整えてください。
2、浴衣を合わせます
下前を左脇の部分へ入れ込みましょう。
キレイに入れ込めたら反対側をその上から重ねてください。
3、腰紐を結びます
腰紐の長さは前で合わせるようにしましょう!
腰骨の位置が適切な腰紐の位置です。
前から後ろに紐を持って行ってクロスさせましょう。
しっかりと紐を引っ張って調節したらまた前に持ってきます。
結ぶのはサイドよりにすればOK!
4、襟を綺麗に整えましょう
襟を綺麗に整えます。
この時、目安となるのが喉のくぼみで、ここが出るように整えれば綺麗に見えます。
これで完成!
チェックしたいポイント
・襟がゆるっとしていないか。
・腰紐が腰骨の位置にあるか。
綺麗に浴衣を着るために、しっかりとチェックしましょう!
重要な帯の結び方をご紹介!
それでは次に、帯の結び方をご紹介しましょう!
こちらでご紹介するのは、初心者でも簡単な「へこ結び」です。
1、手の部分を残して帯を巻きつけます
まずは腰帯のあたりに帯をあて、前で合わせましょう。
帯の「手」と呼ばれる部分を正面の中心部分から60cmほど残してピンチ(せんたくばさみ)で留めましょう。
「手」と反対の方にある「たれ」と呼ばれる部分を3回胴に巻きつけましょう。
2、しっかりと結びましょう
1でつけていたピンチを外して、手とたれを前で交差させてしっかりと一結びましょう。
3、たれを折ってリボン結びします
タレを2つ折りにし、更にもう1折りしましょう。
羽の中央を結び目に合わせ山ひだを作ります。
上から手をかぶせて一結びしたらキレイにリボンを整えましょう。
この時に、手は引き抜かずに入れたままにしておき、輪の状態にしていきましょう。
4、帯を後ろに回して位置を決めましょう
胴に巻いた帯を両手で持って、帯を必ず右回りで後ろに回します。
帯の結び目は、中心ではなく左右どちらかに寄せるとバランスが良くなります。
これで完成、やってみると意外に簡単です!
実はとってもややこしい!浴衣の左右どっちが前?
うまく浴衣が着れたところでチェックしてほしいのが、左右のどちらが前になっているかという事です。
実はこの問題、少しややこしいんです。
浴衣は「右前」だけど
浴衣の左右どちらが前なのか、覚えていない方もいるかもしれませんが、和装は必ず「右前」です。
逆になると死に装束と同じ着かたになってしまい、縁起が良くありません。
これは女性も同じです。
ただこれはとてもややこしいのですが、実際に上に重ねる時は「右側」を下に入れ込み「左側」を上に重ねる必要があります。
でもこれでは「左前では?」と思いますよね。
でも右前の着かたはこれで間違いありません。
着物では、先に合わせた方が上
実は浴衣に限らず和服では「先に合わせた方が前」というルールがあります。
ですから見た目は左前なのですが、着物の着かたで言うと「右前」という事になります。
どうも右が「先」という言葉が「前」という言葉に代わっていったようです。
とてもややこしいのですが、これを間違えると大変!
ぜひ間違えずに覚えていてくださいね!
ポイントを押さえて綺麗に浴衣を着こなそう!
浴衣をうまく着るには、何回もやってみることが大切。
ぜひ積極的に浴衣を着て、自分でしっかりと着れるようになってくださいね!