間違えたら恥をかく?礼服とスーツの違いについて知りたい!
普段使うスーツと、冠婚葬祭などで使う礼服。
あなたはきちんと違いを理解して、使いわけていますか?
意外とこの違いをご存知ない方は多く、思わぬ恥をかいてしまったという方も多いようです。
でもビジネススーツと礼服というのは、見た目には同じスーツで違いはよくわからないという方も多いと思います。
しかしこの二つは、見る人が見ればかなり違うものなんですよ!
そこで今回は、そんな礼服とスーツの違いについてご紹介しましょう!
いまいちよくわかっていないという方は、ぜひ目を通してみてくださいね。
礼服とスーツの違いって?
では早速礼服とスーツの違いについてご紹介しましょう!
一体どんなところに違いがあるのでしょう?
色
最大の違いは色だと言われています。
礼服にもネイビーなどの暗い色はありますが、一番気をつけなければいけないのが黒です。
ビジネススーツでも黒があるので、それでもいいと思ってしまいますが、厳密に言うと同じ黒でも少し違います。
礼服で使われるような黒は、ビジネスなどで使う物よりも濃い黒です。
特に注意したいのがお葬式です。
室内だと分かりにくくても、外へ出ると意外と分かってしまう物。
こういったマナーに厳しい方が見ると、室内でも分かります。
とがめられることもありますよ。
礼服ではなくビジネススーツの黒で行くことは、それほどマナー違反だという事なので、覚えておきましょう。
逆の場合はマナー違反ではありませんが「この後お葬式に行くのかな?」と思われますのでおすすめはしません。
ただし、結婚式の場合は黒の礼服ではなく、ネイビーやグレーなどのビジネススーツでもマナー違反ではありません。
お洒落な方はそうしている方も多いかもしれませんね。
もちろん黒の礼服でも問題はありません!
生地
また、生地についても違いがあります。
礼服の場合は基本的にウールで出来ているので、光沢がありません。
ビジネススーツの場合は、ポリエステルなどが含まれていて少し光沢があります。
こちらもお葬式の場合、光沢があるのはふさわしくないためビジネススーツは向きません。
また、礼服でも結婚式用などは光沢がある場合があります。
そういった物は礼服でも、お葬式には着て行かないようにしてください。
形
お葬式などに行ったことがある方は見たことがあると思いますが、礼服は少しだぼっとした感じではありませんか?
礼服というのはなかなか着るものではないので、長く着ることを想定して作られています。
ですので体型の変化があっても、対応できるようにそう行った作りになっています。
反対にビジネススーツは流行りなどの関係で、ぴったりとしたスーツですよね。
こういった着た時の雰囲気にも、差が出てきます。
その他の違い
礼服とビジネススーツには他にも細かい違いがあります。
・襟
まずはジャケットの衿です。
ビジネススーツなどカジュアルな場でも着るスーツは、襟にそってステッチが入っています。
このステッチが入ることでカジュアルな印象になりますので、礼服には入っていません。
また襟の形にも違いがあります。
礼服の下衿は鋭角になっていて、しかも上を向いています。
・切れ込み
もう一つはジャケットの切れ込みです。
ビジネス用のスーツのジャケットは、下の方に切れ込みが入っていますよね。
これは動きやすくするための切れ込みです。
礼服はそういったことを想定して作っていないので、切れ込みが入っていません。
違いを知っている方が見たらすぐにわかる違いですよね。
礼服のスーツの違い
では最後に、礼服とスーツの違いをご紹介しましょう。
・礼服
色は黒の場合、濃い黒。
ウール素材の物が多く、だぼっとしたシルエット。
ジャケットの襟にステッチや、ジャケット自体に切れ込みはありません。
・スーツ
黒の場合は礼服よりも薄い黒。
ポリエステル混合の物が多く光沢があり、ぴったりとしたシルエット。
ジャケットの襟にステッチや、ジャケット自体に切れ込みもあります。
いかがでしょうか?
思っているよりも、礼服とスーツでは細かい違いがたくさんあります。
特にお葬式の場では、この違いが失礼にあたることも多いので注意したいですね。
礼服とスーツはうまく使い分けよう!
礼服とスーツは、着る場所をうまく選ぶことがとても大切。
あなたもこの二つをうまく使い分けて、恥をかかないようにしてくださいね!