楽天とアマゾンの違いって何?ビジネスモデルの面から見た違い!
インターネット通信販売業界において、特に有名なのが楽天とアマゾン!
日本ではかなり大きなシェアを占めていると言ってもいいですよね。
使っている方は、なんとなく楽天とアマゾンを使っている方も多いと思いますが、この二つの会社ってどう違うのでしょう?
実は楽天とアマゾンでは、同じネット通販会社でもビジネスモデルがかなり違うんですよ。
でも一体どんなビジネスモデルの違いなんでしょう?
そこで今回は、そんな楽天とアマゾンの違いを、ビジネスモデルを中心にご紹介します。
ぜひ2つの違いを知って、使いわけてみてくださいね!
楽天とアマゾンの違いって?~ビジネスモデルから見た違い~
それでは早速、楽天とアマゾンの違いについてご紹介しましょう!
一体どう違いがあるのでしょうか?
主な顧客
実は顧客の段階で、すでに違いがあります。
一体どういう事なのでしょう?
・楽天
実は楽天の主な顧客は「楽天に出店しているテナント」からの収入です。
一般客が楽天で買い物をすると、その収入はそのテナントの物になります。
楽天に売り上げが流れているわけではありません。
分かりやすくショッピングセンターで例えてみましょう。
楽天というショッピングセンターがあり、そこにいくつかの専門店が入っています。
専門店の売り上げはそのまま専門店の物。
でも専門店は楽天ショッピングセンターに、出店料を払わなくてはいけません。
それを主な収益にしている、というのが構図が楽天です。
ですので、楽天の顧客は「テナント」という事ができます。
・アマゾン
アマゾンはそのまま商品の売り上げが収益になります。
つまり顧客はショッピング客ですね。
こちらもショッピングセンターで例えてみましょう。
アマゾンの場合は楽天のようにショッピングセンターではなく、専門店の方ですね。
ただ、ショッピングセンターに入っているのではなく「大きなアマゾンというお店を独立して出している」というイメージです。
ですので買い物をしてもらうと、その収益はそのままアマゾンの売り上げになり、顧客は「ショッピング客」になるというわけです。
在庫
では商品の在庫はどうでしょう?
・楽天
楽天の場合は大きなショッピングセンターそのものなので、楽天が在庫を抱えているわけではありません。
(ただし、「楽天ブックス」等のように、自社が開いている店に関しては在庫を抱えています。)
在庫の管理は各専門店の仕事であり、楽天は関知していません。
ですので、発送のタイミングなどは各店によって差があります。
・アマゾン
アマゾンの場合は大きな一つのお店ですので、表示されている全ての在庫を抱えています。
時々アマゾンの大きな倉庫を見かけたり、倉庫内の人材募集をかけているのを見かけたことはありませんか?
あの中では各地にあるアマゾンの膨大な量の在庫の中から、注文した商品をピックアップし迅速に発送しています。
メーカー取り寄せや予約商品は別ですが、基本的にはアマゾンが発送も行う為、タイミングは同じです。
物流
通販で大切な物流に関してはどうでしょう?
・楽天
楽天は専門店任せなので、基本的にはノータッチです。
何か起きた場合も専門店の責任となります。
・アマゾン
アマゾンの場合は、自社で行っているので何かあったらアマゾンの責任となります。
メリット
ではそれぞれを使うメリットとは何なのでしょう?
・楽天
楽天の場合は、なんといってもポイントなどの付加価値です。
ポイント○倍などのキャンペーンもよく行っているので、とてもお得感があります。
またクレジットカード会社や、旅行、銀行なども運営しており、それぞれとポイントをつないでいることもメリットと言えますね。
・アマゾン
アマゾンの場合はネット通販を利用する上でのメリットが最大の武器です。
例えば在庫はアマゾンで抱えているため、迅速な対応をすることが可能です。
当日配達なんて物もありますが、これはアマゾンが自社で在庫を抱えているからこそ!
これは他にはまねのできない強みとして、アマゾンを支えていますよ!
ショッピングセンターの楽天、専門店のアマゾン
楽天とアマゾンは、同じネット通販会社でありながら、ビジネスモデルにはかなり大きな違いがありました。
どちらにもそれぞれにしかない強みを持っていて、しかもそれが魅力的。
使う側としてはどちらがいいのか迷ってしまいますが、ぜひうまく使い分けて、より便利にネット通販を楽しんでくださいね!