おたまじゃくしのエサって何?飼い方について知りたい!
おたまじゃくしといえばカエルの子供。
自然が豊かな地域であれば、近所の水辺で泳いでいる、なんてこともあるかもしれませんね。
最近では金魚すくいなどでも時々おたまじゃくしを泳いでいるのを見かけるほど、都会でも比較的身近な存在。
でもそんなおたまじゃくし、エサは何を食べるのか知っていますか?
進化の過程は知っていても、その飼い方までは知らないという事も多いおたまじゃくし。
一体どんなエサを与え、どんな飼い方をすればよいのでしょう?
今回は、そんなおたまじゃくしの飼い方についてご紹介しましょう!
適切なエサを与えて、元気なカエルに育つよう頑張ってくださいね!
おたまじゃくしのエサはなに?
素朴な疑問として、まず疑問なのがおたまじゃくしのエサ。
実はこの段階で、おたまじゃくしを飼わない方がいい方が出てきます。
一体どういう事なのでしょう?
おたまじゃくしは時期によってエサが変わります
おたまじゃくしはそのままの姿であれば、雑食です。
ゆで卵やご飯粒、麩等何でも食べます。
もちろんお菓子や人間のおかずなどは味が濃すぎるので向きませんが、基本的に雑食なので家にある野菜等でもOKです。
金魚を飼っているという方は、金魚の餌でもかまいません。
ただ、一番おすすめなのは、摂ってきた場所周辺の枯葉や小石等を入れましょう。
微生物や藻などを食べますので、ぬるぬるとしている物を選ぶのがポイントです。
少しの量を何回かに分けてあげましょう、あげ過ぎは厳禁です。
この辺りまでなら、おたまじゃくしやカエルが大丈夫ならどなたでも飼えると思うのですが、問題はこの後。
実は足が出てくることからおたまじゃくしは肉食に変化します。
野生のカエルは昆虫を食べますから、この頃から生きた昆虫を与える必要があります。
ソーセージなどでも代用は可能なのですが、あくまでも代用品。
できれば昆虫をあげるのが理想です。
これができないのであれば、飼わないという選択をしてあげる方がおたまじゃくしにもあなたにとっても幸せかもしれません。
それができるのであれば鈴虫やハエなど、生きたまま入れてあげるのがお勧めです。
エサ以外に気をつける飼い方のポイントは?
基本的に、おたまじゃくしはエサの問題さえクリアすれば飼いやすい生き物です。
容器
金魚鉢を含む水槽やプラスチックケース等、水を入れられればOKです。
ただ透明の方が観察できるのでおすすめです。
蓋は最初はなくても良いのですが、カエルになると登ってきますのであった方が便利だと言えますね。
水
現地でとってきた場合はひとまずその川の水を持って帰りましょう。
買ってきた場合は、水道水をバケツなどに入れて一日置いたカルキ抜きをしている物を使います。
水槽の半分くらいまで水を入れましょう。
ポンプやフィルターは特に必要ありません。
特にポンプは、使うのなら強い水流が苦手なおたまじゃくしのために、弱い力の物を選ぶ必要があります。
ただフィルターは綺麗な状態にしてくれますので、つけていても良いですね!
水の入れ替え
エサ等で汚れやすいので、水が腐る前にこまめに水を入れ替えます。
ただし、交換するのは半分だけです。
水を半分抜いて、新しい水を入れましょう。
アカガエルやアマガエルなどは5~10cm程の水深でも問題ないので、入れたまま入れ替えても問題ありません。
陸地を作りましょう
おたまじゃくしはエラ呼吸から肺呼吸へと変わりますので、陸地がないと溺れてしまいます。
ですので陸地を作ってあげましょう。
尻尾がなくなると完全に肺呼吸になりますので、それまでに作りましょう。
流木、石等を置いてあげるとよりいいですね!
直接触らない
魚は人間の体温で火傷すると言います。
おたまじゃくしも同様です。
ですので手で直接触らないようにしましょう。
また、直射日光も苦手ですのであてないようにしましょう。
飼育密度はほどほどに
あまりたくさんのおたまじゃくしを飼うと、エサをキチンとあげても共食いします。
ですのであまり密度は高くないようにしましょう。
またタニシ等貝とは相性がいいのですが、ザリガニ、大きなメダカや金魚などと一緒にすると食べられますので注意してください。
正しい知識でおおたまじゃくしを飼おう!
オタマジャクシはエサさえ問題なければ育てやすい生き物です。
ただ間違った知識で弱らせることもありますので、今回ご紹介したことを参考にしておたまじゃくしを育ててくださいね!