温湿布と冷湿布ってどう違いがあるの?それぞれの使い方について知りたい!
肩や腰を痛めた時に使うものと言えば湿布。
今やいろんな湿布があり、冷たい冷湿布はもちろん、暖かい温湿布もありますよね。
でも自分の症状には温湿布と冷湿布のどちらを使えばいいのか、迷ってしまいませんか?
温湿布と冷湿布の使い方を間違えると、より痛みが増えることもあります。
とはいえ、一体冷湿布と温湿布にはどんな違いがあるのでしょうか?
そこで今回は温湿布と冷湿布の違いについてご紹介しましょう!
ぜひ今回ご紹介する違いを知って、うまく使い分けてみてくださいね。
温湿布と冷湿布ってどんな違いがあるの?
それでは早速、温湿布と冷湿布の違いについてご紹介しましょう!
ただ共通する部分もありますので、まずはその点から見て行きましょう。
共通すること
温湿布と冷湿布は、使い方に違いはありますが、共通点もあります。
もちろんどちらも直接患部に張るという点は同じなのですが、医薬的にも共通点があります。
「消炎鎮痛剤」とよばれる成分が入っています。
簡単に言うと、消炎鎮痛剤は痛みを抑えてくれる薬です。
痛み止めなどにも入っていて、動けないほどの痛みを抑えてくれます。
ただし、妊娠中や喘息を持っている方は、医師や薬剤師と相談する必要がありますので、気をつけてください。
温湿布
では次に、温湿布についてご紹介しましょう!
温湿布とは、血行の改善を目的とした湿布の事です。
基本的に「慢性的な痛み」に対して貼るものです。
特に「湯船につかると症状が良くなる」という方は、血流が悪くなっている状態なので温湿布が効果的です。
冷湿布の方が気持ちが良くて好きというのであれば、冷湿布を貼ってはいけないわけではありません。
消炎鎮痛剤入っていますので痛みを取るという意味では、温湿布と変わりません。
また、急性の痛み(ぎっくり腰や付き指など)の場合は温かくすると、逆効果の場合もありますので貼らないようにしてください。
ただし、この痛みが1週間以上続いた場合は、慢性的な痛みとなりますので温湿布を貼ることもあります。
その名のとおり湿布自体に体を温めるカプサイシンなどの成分が含まれていて、患部にその成分を浸透させて温かくするものです。
ただしお風呂などに入ると、湿布を貼っていた部分がピリピリすることがあります。
カプサイシンなどの成分なので仕方がないと言えばないのですが、かなり痛くなることもあります。
こういった温湿布を使う時は、はがしてから時間を置いてお風呂に入るとよいですよ。
お風呂に入る大体30~1時間前位が目安です。
また、刺激が強いのでかぶれることもあります。
こういった場合は、薄いガーゼなどを一枚挟んで付けると良いですよ!
付け変える時も、ぬるま湯で患部を優しく洗ってしっかりと水分を拭き取り、汗などで被れないように30分~1時間ほど時間を置いてから貼るようにしてください。
湿布を貼ってもあまり効果がなく、この慢性的な痛みが強い場合、病院へ行くことをお勧めします。
冷湿布
では冷湿布の場合はどうでしょうか?
冷湿布は基本的に「急性の痛み」に対して貼ります。
例えばぎっくり腰や捻挫、肉離れなどの症状に使います。
こういった症状は、筋肉が炎症を起こしている状態となります。
炎症をする部分は熱を持ちますので、その熱を冷ましてやる必要があります。
整骨院などにこういった症状でいくと、アイシングと言って氷で冷やす指導をされることもあるほど、冷やすことが大切です。
こういった部分に温湿布を貼ると逆効果ですので、十分気をつけてください。
大体症状が出て5~7日程の間、使う事ができる湿布です。
ただ、慢性的なものに使えないわけではなく、冷たい方が気持ち良いという方は、冷湿布を使うようにすると良いですよ。
冷たく感じるのはメンソールが入っているからです。
ハッカ油などが含まれていることもあり、冷たく感じます。
こちらの湿布の貼り方に関しても、肌が弱い方はガーゼを使ったり、貼り替える時は30~1時間程度置くなど、温湿布同じように貼るようにしてくださいね!
また痛みが強く、動けない時は病院へ行ってくださいね。
温湿布と冷湿布は使い分けることが大切
あなた自身が気持ち良いと感じる物を貼るというのが基本なのですが、急性の痛みには冷湿布でした。
また、血流をよくしたい慢性的な痛みには温湿布の方が効果的でしたね。
今回ご紹介した情報を覚えておいて、うまく湿布を使い分けてみてくださいね!