お彼岸とお盆の違いをまとめてみました!
なんとなく毎年お墓参りに行ったりするお彼岸やお盆。
どちらも先祖に手を合わせる日というような印象ですが、具体的な違いをご存知ですか?
実はお彼岸とお盆では明確な違いがあるんですよ!
一体どんな違いなんでしょうか?
今回はそんなお彼岸とお盆の違いについてご紹介します!
あなたは知ってる?お彼岸ってどんな日のこと?
まずはお彼岸についてご紹介しましょう。
お彼岸って何日あるの?
お彼岸が一年で何日あるかあなたはご存知でしょうか?
一日ではないことはご存知の方も多いかと思いますが、何日かと言われると困りますよね。
正解は14日。
意外と多いと驚かれる方も多いのではないでしょうか。
お彼岸っていつあるの?
それでは、この14日間がいつになるのかあなたはご存知ですか?
これは、春分の日と秋分の日を真ん中にした前後3日間のことで、それぞれが7日間ですので合計して14日になります。
なぜこの日にお彼岸があるの?
では、なぜ春分の日と秋分の日を中心にしてお彼岸が行われるのでしょうか?
仏教では「極楽浄土は西」という考え方です。
逆にこの世は東にあるとされています。
春分の日と秋分の日は昼と夜の長さが同じで、太陽が真東から真西へと沈む日です。
ですので、太陽が一番キレイに西に沈む春分の日と秋分の日が、この世が一番極楽浄土に近づく日だと考えられています。
この考え方は日本独自のものとされていて、他の国には同様の日がないと言われています。
どんな事をすればいいの?
先ほどご紹介したように、お彼岸はこの世とあの世が一番近くなる日。
そのことから「ご先祖様にこちらからご挨拶に行く日」と言われています。
ですのでやることは、お墓参りや仏壇に手を合わせる等、イメージ通りの事をすればOKです。
お供え物について
基本的にお彼岸のお供え物はおはぎやぼたもちが一般的です。
小豆は邪気を払うものとされ、お餅は五穀豊穣の印とされていて、お彼岸にもぴったりですよね。
また、昔は甘いものが貴重で、特別な日に振舞うものでした。
その為お彼岸という特別な日には、おはぎやぼたもちを供えるとされています。
お盆ってどういう日のこと?お彼岸とはどう違いがあるの?
それでは今度はお盆についてご紹介しましょう。
お彼岸とは一体どんな違いがあるのでしょうか?
お盆って何日あるの?
比較的どのくらいにあるのかご存知の方も多いと思いますが、具体的に何日お盆があるのかをご存知でしょうか?
お盆は一般的に4日間と言われています。
ご存知でしたか?
お盆って一体いつあるの?
お盆は5月の中頃という事はご存知の方も多いと思いますが、具体的な日付はご存知でしょうか?
一般的には8月13日から16日の間で行われています。
地域によって一ヶ月ほど差があるようですが、一般的にはこの期間の間だと言われています。
なぜこの期間にお盆があるの?
お彼岸はこちらから極楽浄土に近づく日でしたが、お盆は極楽浄土からご先祖様がいらっしゃる日。
全く真逆ですね。
この基となっているのは、仏教が入ってくるよりも前からあった「神道」と呼ばれる宗教の、祖霊を祀る風習です。
元々は初春と初秋の満月の日に行われていたのですが、これが次第にお正月とお盆に分かれていったそうです。
もちろんお盆は初秋に行われていた方が変化して出来たものです。
どんな事をすればいいの?
基本的にはお彼岸とそんなに変わりはありません。
一般の家庭ではお墓参りや仏壇に手を合わせるといった事をすればOKです。
ただ「迎い火」や「送り火」をしたり、灯篭流しといった事もお盆ならではの行事としてあります。
お供え物について
お盆のお供え物には、これを供えるといった決まりがありません。
ですのでご先祖様が生前好きだったものをあげるのがよしとされています。
ただ、しばらくの間お供えするものですので、生ものはNGです。
また、お盆の時期に殺生をしてはいけないとも言われていますので、宗教的な意味合いでも生ものは避けましょう。
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いかがでしょうか?
お彼岸もお盆も基本的に行う事に違いはないのですが、根本的なところでは大きな違いがあります。
お彼岸とお盆は真逆の意味合いでした
やっていることにあまり違いがないので、何が違うのか分かりにくいのがお彼岸とお盆。
しかし成り立ちや行う意味を考えると全く違うものでした。
今度のお彼岸とお盆はご紹介したことを思い出して、ご先祖様に手を合わせてみてください!