ヌクレオチドとヌクレオシドって何?一体どんな違いがあるのかを知りたい!
ヌクレオチドとヌクレオシドという名前の物を、あなたはご存知でしょうか?
化合物の一つなのですが、名前もそっくりで何が何やらわからないかもしれません。
ただ、ヌクレオチドとヌクレオシドは、名前はそっくりですが違いがあります。
でも、一体どんな違いがある化合物なのでしょう?
そこで今回は、そんな二つの化合物、ヌクレオチドとヌクレオシドについて、そしてその違いについてご紹介します!
できるだけ簡単にご説明しますので、参考にしてくださいね!
ヌクレオチドとヌクレオシドって何?違いが知りたい!
では早速ヌクレオチドとヌクレオシドについてご紹介しましょう!
一体どんなことの事を差すのでしょうか?
ヌクレオチド
ではまず最初に、ヌクレオチドからご紹介しましょう。
ヌクレオチドは先ほどもご紹介したように化合物の一種で、塩基と糖、そしてリン酸の構造をもったものです。
実は生物学的にはかなり重要な化合物であり、DNAやRNAを構成する単位となっています。
とはいっても、生物学に詳しくない方は、よくわからないかもしれません。
もう少し具体的にご紹介しましょう。
・RNAって何?
そもそも構成単位となるRNAとは何のことでしょう?
RNAは「ribonucleic acid」の略称で、日本語では「リボ核酸」と言います。
核酸とは、毎日新しい細胞が生まれ変わるために必要な物質の事です。
RNA、そして遺伝子の本体であるDNAもこの核酸に含まれています。
体は核の中でDNAによって、情報の保存や蓄積を行います。
その情報を一時的に処理してくれるのが、このRNAなんです。
この処理の為に合成や分解を必要に応じて行います。
つまり、不安定な核酸となります。
・ヌクレオチドは核酸を構成する
先ほど少しご紹介しましたが、ヌクレオチドは塩基と糖、そしてリン酸の構造をもったものです。
このヌクレオチドが、核酸、つまりDNAやRNA等を構成します。
では一体どのように構成するのでしょう?
ネックレスのようにヌクレオチドをつなぐことで、構成することができます。
このつなぎ方の事を「ホスホジエステル結合」と呼びます。
分かりやすくまとめると、ヌクレオチドをつなげると核酸、核酸を一つずつ分解するとヌクレオチドになる、という事です。
・構成成分の違い
DNAとRNAでは同じ塩基とリン酸基、糖という組み合わせでも、リン酸基以外はそれぞれが違う成分を持っています。
DNAは「シトシン、チミン、アデニン、グアニン」という塩基、「デオキシリボース」という糖の成分でヌクレオチドは出来ています。
RNAは「シトシン、アデニン、ウラシル、グアニン」という塩基、「リボース」という糖の成分からヌクレオチドは出来てます。
このようにヌクレオチドは、体にとって重要な部分の構成単位なんです。
ヌクレオシド
ではヌクレオシドはどうでしょう?
やはり何か大切な要素の一つなのでしょうか?
ヌクレオシドは糖と塩基の構成を持つ化合物の事です。
こちらも核酸の構成物となりますので、DNAやRNAに深く関わりのあるものです。
ただ、よく見てほしいのですがこの構成は、ヌクレオチドによく似ていますよね。
ヌクレオチドとヌクレオシドの違いは、リン酸基があるかどうかで変わります。
つまり、ヌクレオシドにリン酸基を加えることで、核酸を構成するヌクレオチドを生み出すことができるというわけです。
ある意味ヌクレオチドの原料と言えるかもしれませんね!
ヌクレオチドとヌクレオシドの違い
ヌクレオチドとヌクレオシドについてご紹介しました。
では最後に、この二つの違いをまとめたみましょう。
ヌクレオチドは塩基とリン酸基、そして糖を組み合わせて出来たものでした。
DNA等の体にとって重要な「核酸」の原料で、つなげると核酸ができます。
ヌクレオシドはヌクレオチドと同様、核酸を構成する化合物です。
ヌクレオシドにリン酸基を加えることでヌクレオチドになり、核酸を構成します。
どちらも体の生命活動において、重要な物質です。
ぜひ覚えていてくださいね!
DNAにもかかわるヌクレオチドとヌクレオシド
人間にとって、とても大切なヌクレオシチドとヌクレオシド。
生物学を学んでいる方もそうでない方も、ぜひ覚えておいてくださいね!