お粥と雑炊って一緒の物?2つの違いについて知りたい!
体調不良の時に食べる、お粥や雑炊。
最近はダイエット食としても使われていますよね。
お腹にも優しく、消化にも良いお粥と雑炊ですが、その違いについてはご存知ですか?
なんとなく言い分けていて、違いを気にしたことがない方も多いかもしれませんね。
また、意外と人によってその範囲が違う事もご存知ですか?
お粥だと思っているものは、意外と他の人にとっては雑炊である、という事もあるんです。
そこで今回は、そんなお粥と雑炊の違いについてご紹介しましょう!
ぜひ今回の記事を読んで使い分けてみてくださいね。
あなたは知ってた?お粥と雑炊の違い
それでは早速、お粥と雑炊の違いについてご紹介しましょう!
似たイメージの2つですが、一体どんな違いがあるのでしょうか?
お粥ってなに?
まずはお粥から見て行きましょう。
お粥とは一般的に「多めの水でお米を、柔らかくなるまで煮たもの」です。
味付けは塩のみといったシンプルな味付けがおじやで、お好みで梅干しなどを横付ける物の事です。
ポイントは米から炊いていくことだと言われています。
炊飯したものを使うご家庭も多いと思うのですが、お粥の正しい作り方はお米から炊いていきます。
最近は炊飯器にもおかゆモードがありますので、それを使う方も多いかもしれませんね。
消化の良さはピカイチで、病院などの病人食、離乳食や精進料理などにも取り入れられています。
一般的に、体を壊した時の「お粥」というと、このことを差します。
ただお粥はお米だけではなく、パンを入れたパン粥、さつまいもなどを入れたいも粥等もお粥になります。
お水ではなく、お茶を入れて作る茶粥もあります。
・味のあるお粥は?
とはいえたまご粥や中華がゆなど味の付いている物もあります。
中華粥に関しては中国のお粥ですので、上記に当てはまらないのも分かりますよね。
たまご粥やアレンジしたものはちょっと変わってきます。
ベースはおかゆであんかけにしたり、味の付いた物をおかゆに入れる事も多いのですが、水ではなくだしと言った作り方物も中にはあるようです。
実は作っている方も、この辺をきちんと使い分けている方は少ないようです。
ただ、大切な事はお米から炊いていくことで、味がついていても、お米から炊いているからお粥という方も多いのかもしれません。
人によっては「たまご粥はお粥ではない」という方もいるので、自分以外の為に作る時は聞くと良いかもしれません。
雑炊ってなに?
では雑炊はいかがでしょうか?
雑炊の場合は「炊飯したご飯を野菜や肉などを調味料と一緒に煮たもの」を差します。
お粥との大きな違いが何点かありますよね。
まずはお米ではなく、ご飯を使って作ることです。
お粥もご飯を使う物もあるのですが、基本的にはお米から炊きあげるのに対し、雑炊の場合は炊飯したご飯を使うのが基本です。
もう一つの違いは、材料と調味料を一緒に煮ることです。
お粥は塩のみでしたが、野菜やお肉、醤油やだしなどと一緒に煮込みます。
お鍋の後に締めとして食べることも多いですよね。
こちらも柔らかいので消化に良い食べ物だと言われています。
・おじやとの違いは?
ちょっと紛らわしいのが、雑炊とおじやとの違いですよね。
元々同じものを差す言葉のことで「宮中で使われる女房言葉であった」とも言われています。
名前の由来としては、作る時に「じやじや」と言った音がするため、それに「お」をつけて「おじや」としたと言われています。
ですので、現在でも同じ意味合いで使っている方も多いと思います。
ただ、地域や家庭によって違いがあるようで、違うものを差す言葉として使われていることがあるそうです。
雑炊との違いについては「汁がなく、しっかり煮込んだものがおじや」や「ご飯を洗って使うのが雑炊でそうでないものがおじや」と言った説。
また「味噌や醤油で味付けしたらおじや、塩や煮汁で味付けすれば雑炊」と言った説もあり、諸説あるようです。
ですので、明確な違いというものははっきりしておらず、同じものとして扱っても違いではありません。
ただそのご家庭や、地域に合わせて言い分ける必要はあるかも知れませんね。
引越しや、結婚した時などは相手とすり合わせておくと良いかもしれません。
あなたもうまく使い分けてみよう!
お粥と雑炊はいくつか使い方に違いがありました。
大きな違いはお米から炊くか、ご飯から炊くのかという事ですよね。
ぜひあなたも使い分けてみてくださいね!