保育士と幼稚園教諭の具体的な違いは何?給料の面などについて知りたい!
たくさんの小さな子供の面倒をみて、同時にたくさんの事を教える立場でもある保育士と幼稚園の教諭。
どちらもかなり似通った職業だと思われがちですよね。
でも実際には意外と違いがあるんです。
仕事内容はもちろん、ちょっと聞きにくい給料の面の違いについても知りたいですよね。
そこで今回は、そんな給料の面も含めて、保育士と幼稚園教諭の違いについてご紹介します!
将来子供に関わる仕事をしたいという方は、今回ご紹介する給料の面なども参考にしてみてはいかがでしょう?
保育士と幼稚園教諭の違いって?
それでは早速保育士と幼稚園教諭の違いについてご紹介しましょう!
一体どんな違いがあるのでしょうか?
資格
まず、取得する資格が違います。
保育士の場合は保育士の国家資格が必要です。
幼稚園教諭は幼稚園教諭免許の1種または2種、専修の国家資格が必要です。
勤め先
当たり前の違いではありますが、そもそも勤め先が違います。
保育士は保育園、幼稚園教諭は幼稚園で働いています。
実は保育園と幼稚園は管轄が違うのをご存知ですか?
保育園は厚生労働省、幼稚園は文部科学省の管轄です。
どちらにも私立と公立があり、更に公立の場合はどちらの場合も公務員となります。
仕事内容
基本的に保育園の場合は子供が「生活をする場」となります。
ですので給食は義務となり、それを食べさせたりお昼寝させたり、家で保護者が行う事を行うのが仕事と言えます。
保育園は厚生労働省が管轄なので、学校ではなく児童福祉施設、と考えると分かりやすいですね。
対して幼稚園は「学ぶ場」となります。
文部科学省が管轄しているため、学校と言った要素が強いですね。
文字の書き方や数字の数え方と言った、とても基本的な教育を行います。
ただし、保育園でも教育を行う場所もあれば、預かり保育などで保育園のような事をする幼稚園もあります。
基本的にはその園の方針によって違うので、しっかりと知っておきたいですね。
対象年齢
一番大きな違いはここかもしれません。
保育士の場合は0~6歳の子供を見る必要がありますので、資格取得段階においてしっかりとそのスキルを学びます。
先ほど保育園が勤め先とご紹介しましたが、実は保育園以外でも働くことができます。
例えば民間の託児施設やベビーシッター、養護児童施設や乳児院でもその資格を活かすことができます。
対して幼稚園教諭は3~6歳の子供を対象としたスキルです。
乳児の保育を行う事はできません。
その為勤め先は幼稚園のみです。
時間
ここで言う時間とは「子供と接する時間」のことです。
保育園の場合は保護者が迎えに来るまで預かっているので、長い時間接することが多いです。
大体11時間程度が保育士が子供と接している時間だと言われています。
対して幼稚園教諭の場合は、平均して4時間程度だと言われており、保育士よりも接する時間が短いことが多いようです。
ただし、現在は幼稚園でも預かり保育を行っているところもあるので、そんなに変わらないという場所もあるかもしれません。
給料の面で違いは?
では一番気になる給料の面について、最後にご紹介しましょう。
給料が少ないと度々話題にもなっていますが、具体的にどの程度の給料なのでしょうか?
平均は若干幼稚園教諭の方が高い
保育士と幼稚園教諭の平均を比較すると、若干幼稚園教諭の方が高いようです。
具体的な数字を見ると
保育士 年収 327万程度
幼稚園教諭 年収 339万程度
と行った差があります。
また初任給の手取りも保育士が15~18万程度なのに対して、幼稚園の場合は20万程度となるところもあるようです。
ただし、幼稚園の平均は有名私立園など給料が高い所も含まれた平均なので、必ずしも保育士よりも高いわけではありません。
保育園よりも安い給料で働いている幼稚園教諭も多いと思います。
給料の面に関しても、やはりその園の経営状態などにもよって差があるようです。
資格は両方取得するのがおすすめ
子供が好きだから仕事にしたいというのなら、保育士の資格も幼稚園教諭の資格もとっておくことをお勧めします。
この二つの資格を持っておくことで、子供と接する仕事に就く機会を増やすことができますよ!
今どちらか一つの資格を持っていれば、もう一つの資格は取りやすくなっています。
そういった制度も使って、ぜひあなたも子供に関する仕事に就いてみてください!