だるまについてどのくらい知ってる?目の入れ方や時期、そして意味について知りたい!
合格や必勝祈願として使われるだるま。
テレビ等で黒目のないだるまに、黒目を入れるシーンを見たことがあるという方も多いと思います。
でもあの黒目の入れ方ってどうするかご存知ですか?
また目を入れる時期や、目を入れる意味とは一体何なのでしょうか?
だるまは目の入れ方も含めて、行う時期や意味についても意外と知らないことが多いですよね。
そこで今回はそんなだるまの目の入れ方、行う時期、そしてその意味についてご紹介しましょう!
意外と知られていないだるまについての情報。
ぜひあなたも知って、うまく使ってみてくださいね!
だるまの目の入れ方ってどうするの?行う時期は?
それではまず、だるまの目の入れ方と、それを行う時期についてご紹介ましょう!
だるまの目の入れ方では時期も意識して行いたい物。
ぜひカレンダーを見て行ってくださいね!
まずは左目に目を入れましょう!
だるまを買うと、両目に黒目がないことが多いと思います。
ですのでまずは片目に黒目を書いてあげましょう。
これは「開眼」と呼ばれる行為で、両目がないだるまの場合は必ず行ってください。
この時基本的には左目に目を入れます。
これは「だるまの左目」となりますので、向かって右側ですね。
宗教などによっては右目にまずは目を入れると言った場合もあります。
実際のところ明確な決まりはなく、どちらからでもそんなに大きな問題はないようですが、宗教などで決められていないのなら左目に入れましょう。
どんなもので目を書くの?
キチンと書くのなら筆で書くのがおすすめです。
濃い墨汁を少しつけて丸い目を書きましょう。
墨汁が多いと、乾くまでに時間がかかるので垂れてきてしまいます。
本格的にはしたいけど筆がないという場合は、筆ペンでも構いません。
ペンやマジックでも問題ありませんよ。
ただ大きいだるまだと、これらのものでは描くのに時間がかかるので、案外筆の方が楽かもしれませんね!
ちなみに色も黒である必要はないので、お好きな色を入れてあげてください。
いつ目を入れればいいの?
目入れは大安に行うのが良いとされています。
先勝や友引でもいいのですが、これらは午前中にする必要があったりと条件もあるので、大安に行うといいですよ。
1カ月に5日程度ありますので、対応できるのではないでしょうか?
とはいえ明確な決まりではないので、日程的に無理ならいつ行っても問題はありません。
だるまの目入れにはどんな意味があるの?
それでは次に、だるまに目を書く意味をご紹介しましょう。
願をかけるため
だるまに目を入れるのは願をかけるという意味があります。
願掛けだるまともいわれ、政治家が選挙の際に願をかけたり、学生が合格祈願のために願をかけたりしています。
左目を入れる時はそういった願を掛けながら目を入れることが大切です。
元々は売れ残らないための策
ちょっと意外なのですが、だるまに目を入れなかったのは、元々は売れ残らないようにするための策だったんです。
江戸時代に天然痘ウィルスを病原体とする、疱瘡と呼ばれる感染症が流行りました。
疱瘡は致死率も高かったのですが、疱瘡神は赤いものが嫌いだと言われ、すでに縁起物として存在していただるまが魔除けとして使われていたそうです。
疱瘡にかかると目が見えなくなることも多かったので、縁起を担ぎ目が綺麗な物が好まれ、雑な目のだるまは売れ残ったそうです。
そこで職人たちは売れ残らないようにわざと黒目を入れず、自分で書いてもらうようにしたそうです。
それがいつの間にか願掛けとして使われるようになったそうです。
反対の目は願いが叶ったら入れます
先ほどは片目の目の入れ方をご紹介しましたが、もう片方が残っていましたよね。
だるまは願掛けの為の縁起物。
左目は願をかけながら入れますが、その願いがかなったら右目を入れましょう。
これは叶ったその日に入れるといいですよ。
もし1年経っても駄目だった場合は、その年の大みそかに右目を入れましょう。
そしてもう一度だるまを購入して、同じように左目に目を入れて願掛けしましょう!
だるまの書き方を知って、願をかけよう!
だるまは縁起物の中でも、願をかける縁起物。
何か叶えたいことがあなたにあるのなら、ぜひだるまを使って願掛けしてみてくださいね!