CCDとCMOSって何のこと?原理の違いについて知りたい!
CCDとCMOSという言葉をご存知でしょうか?
特にカメラを使っている方は、一度は目にしたことのある言葉ではないでしょうか?
とはいえカメラは撮れればいいという方にとっては、あまり気にかけない問題かもしれませんね。
実はCCDとCMOSというのは、カメラにとってとても大切な心臓部であると言えるのですが、一体どんなもので原理的にどんな違いがあるのでしょう?
そこで今回は、そんなCCDとCMOSについて、そしてその原理的な違いについてもご紹介しましょう!
この原理の違いを知っておけば、よりカメラの特性を理解できるはずですよ!
ぜひ目を通してみてくださいね。
CCDとCMOSって何?
まずはCCDとCMOSについてご紹介しましょう!
二つの違いは、カメラの腕を上げたいという方にとって、大きな違いかもしれません。
二つはイメージセンサー
CCDとCMOSはイメージセンサーの種類の事です。
イメージセンサーとは、光の明暗を感知し、それを電気信号に変換して画像を映し出す機能です。
これがないとカメラの機能は成り立ちません。
現在ではスマートフォンなどにも利用されています。
ではそれぞれに、一体どんな特徴があるのでしょう?
CCD
それではまず、CCDについてご紹介しましょう。
CCDとは「Charge Coupled Device」のことで、カメラに組み込むとその構造的に「より画質の良い写真」を撮ることができます。
一眼レフなどのカメラによく搭載されています。
ただ、まぶしい部分があると、その部分に線が入る「スミア」と呼ばれる現象が起きてしまいます。
また消費電力も大きく、バッテリーが上がりやすいのも欠点です。
CMOS
ではCMOSとは何のことなのでしょう?
CMOSは「Complementary Metal Oxide Semiconductor」の略で、価格も低く、小型化も進んでいます。
ほとんどのデジタルカメラやスマートフォンには、このCMOSが搭載されています。
デメリットは画質が悪いこと。
ただあくまでもCCDと比べてという事で、現在は画質の面に関してもどんどん進化しており、差は縮まってきていると言われています。
CCDとCMOSの原理的な違いは?
ではCCDとCMOSでは、原理的にはどう違うのでしょうか?
根本は同じ
まずは同じ部分についてご紹介しましょう。
CCDとCMOSは「光を電気信号に変える物」です。
そこから画像を映し出すわけですので、根本的な機能としては同じです。
どちらも光を「フォトダイオード」で受け取り、画素を形成します。
ただ、その信号の読みだし方の違いなんです。
CCDの場合
CCDはバケツリレーのように信号を送ります。
まず、CCDは画素というものがたくさん集まって出来ています。
これに電荷を蓄えることで、画像を映し出すことができます。
ただ蓄えられた電荷はじっとしているわけではありません。
スイッチを入れるとまるでバケツリレーのようにどんどんと隣の画素に移し替えられ、最終的に電子信号へと変わります。
画素という道を、電荷という人間が走っていくようなイメージでしょうか。
道筋通りなので、画素数は綺麗ですがスモアが出やすい構造となっています。
CMOS
CCDはその原理上「別にスイッチが必要」です。
しかしCMOSは、画素一つ一つにスイッチが付いている状態です。
画素が光を感知し、電子信号に変え、その信号を増幅して出力信号に変えて行くんです。
CCDは画素は道でしたが、CMOSの場合は画素一つ一つが電荷を変化させながら走っていくわけです。
その為消費電力は少なく済むと言われており、CCDよりも取り入れる機器が増えています。
ただその画素一つ一つに性能の差があり、ノイズとして表面化し結果的に画質の差へとつながっていました。
現在ではこのノイズを除去する技術が搭載されているものも多く、CCDの画質との差を縮めています。
CCDとCMOS、あなたはどちらがお好み?
CCDは現在、使われている機会がどんどん減ってきています。
ただ、まだ画質の差がある分CCDの方がお好きという方も多いのではと思います。
あなたがどんな写真を取りたいのか、そう行ったことを考えながら、次回はカメラを選んでみてはいかがでしょう?