ベーキングパウダーの代用になる物ってある?ドライイーストは使えるのかどうかについて知りたい!
ふくらし粉として登場し、今やお菓子作りに欠かせないものとなったベーキングパウダー。
お菓子を作ったことがある方なら、一度は使ったことがあるのではないでしょうか?
でもそんなベーキングパウダー、気づいたら切らしていたという事はありませんか?
お菓子作りの途中で気づいたら、なかなか買いに行くこともできませんよね。
そんな時は代用品があれば、それで対応したい物。
同じように膨らませるイメージのドライイースト、これは代用できないのでしょうか?
そこで今回は、ベーキングパウダーの代わりにドライイーストを代用できるのかどうかについてご紹介します!
ドライイーストならあるという方は、ぜひ参考にしてください。
ベーキングパウダーの代用として、ドライイーストは使える?
それでは早速、ベーキングパウダーの代わりにドライイーストは使えるのかどうかについてご紹介しましょう!
作る物によります
同じ膨らませるという特徴があるベーキングパウダーとドライイーストですが、まったく同じように代用はできません。
全く代用不可能ではないのですが、ベーキングパウダーよりもはるかに工程が面倒ですし、同じように作ることはできません。
また、使えるものに関しても、ベーキングパウダーとはまた違った膨らみ方となります。
ではどんなものなら使えるのでしょう?
パンに近い食感の物
ドライイーストは主にパンやピザの生地に使われることが多いです。
ですので、お菓子の中でもパンに近い食感の物がおすすめです。
例えばドーナツや、ベルギーワッフルと言った物が、それに当たります。
また、マフィンでも使えるそうですよ!
ケーキなどの代用はかなり難しいと思います。
時間を置く必要があります
また、ドライイーストには発酵させる時間が必要です。
ベーキングパウダーには必要ない工程ですが、これがないとドライイーストはうまく膨らみません。
この時間が面倒だと感じさせる大きな要因となります。
量にも注意を
ドライイーストは入れ過ぎると膨らみ過ぎたり、エタノールの香りがすることもあります。
小麦粉100gに対して2~5g程度が適量となります。
初めは2gから試してみてください。
ベーキングパウダーとドライイーストの違い
ではそもそもベーキングパウダーとドライイーストにはどんな違いがあるのでしょう?
成分の違い
ベーキングパウダーは重曹に助剤を組み合わせ、水と熱を加えることで炭酸ガスが発生して膨らみます。
しかしドライイーストは「イースト菌」と呼ばれる菌を発酵させて膨らませます。
こちらも炭酸ガスを発生させて膨らませるのですが、発生方法に大きな違いがあります。
使いわけ方
ベーキングパウダーとドライイーストでは、膨らみ方や食感にもかなり違いが出ます。
パンに近い食感の物が良いとご説明しましたが、基本的に強力粉を使った時のような食感になると考えてください。
つまり「弾力があり、なおかつフワフワとさせたい」時にはドライイーストを使います。
ベーキングパウダーは「サクッとした食感、またはふんわりとした焼きあがり」となります。
薄力粉を使ったお菓子作りに向いています。
同じ膨らませる物でも、こういった違いがあるんですね。
ベーキングパウダーの代用品は重曹でも
もしドライイーストに向かない物を作りたいのなら、重曹を使うのも一つです。
ただ、注意点もいくつかあります。
重曹はベーキングパウダーの代わりとして使うと
「苦み」
「黄色みがかる」
「しっとりとした生地になる」
と言った性質があります。
ベーキングパウダーの成分の一つではあるのですが、少しベーキングパウダーとは違うものが出来上がります。
量が多いと苦みがダイレクトに出てくるので、ベーキングパウダーの半量程度が適量です。
真っ白い生地は黄色みがかりますし、ふんわり食感というよりはしっとり食感になります。
ただ、発酵させる時間がない分、こちらの方が使いやすいかもしれません。
代用品がどうしても必要なのであれば、量に気をつけながら重曹で作ってみるのも手ですね!
ベーキングパウダーの代用として、ドライイーストを使う時は気をつけて!
ドライイーストは、ベーキングパウダーの代用ができないわけではありません。
作るお菓子によっては適しているのですが、発酵時間や膨らみ方に差が出ます。
こういった事を覚えておいて、代用する時はうまく性質を利用してくださいね!