新幹線の700系とN700系って同じじゃないの?違いが知りたい!
最近時々ニュースなどで見る、新幹線や列車の最終運行のニュース。
たくさんの方が別れを惜しみ、写真を取っている姿を見たことがある方も多いと思います。
それくらい、今鉄道ファンの方が老若男女問わず増えてきています。
細かいこともとてもよくご存じで、新幹線の700系とN700系の違いなどにもすぐ答えられると思います。
でも鉄道に詳しくないと、新幹線の700系とN700系ってなんだか同じような新幹線の気もしますよね。
ところが、この2つには意外と違いがあるんですよ!
そこで今回は、鉄道ファン初心者の方に贈る、新幹線の700系とN700系の違いについてご紹介します!
ぜひ知らないという方は、参考にしてくださいね。
700系とN700系の違いって何?
それでは早速、700系とN700系の違いについてご紹介しましょう!
一体どんな違いがあるのでしょうか?
700系
まずは700系の新幹線からご紹介しましょう。
大前提として700系といっても新幹線の種類は一つではありません。
現在では「のぞみ(一部のみ)」「こだま」「ひかり」といった種類の新幹線で使われています。
700系の特徴は、なんといっても平べったい顔です!
先端は丸みを帯びていて、まるでカモノハシのくちばしのようなことから「カモノハシ」と呼ばれていたこともあるそうですよ。
そして白いボディに青のラインのバランスも良く、ファンの間でも愛されています。
中もとても快適に過ごせるように改良をくわえられていて、紺色のシートでゆっくりと新幹線の旅を楽しむことができます。
物によっては幾何学模様のシートもあるそうですよ!
喫煙車両という車両があり、10、15、16号車がそれに当たります。
席でタバコを吸えるとは、今ではちょっと珍しいですね。
それ以外でも、15と16号車の間のデッキでも吸う事ができます。
ただし、8両編成の700系は全面禁煙ですのでご注意を!
最初に運行を開始したのは1999年で、かなり長い間走ってくれている新幹線です。
ただ現在でも運行はしているのですが、数は減ってきているようです。
全盛期である91編成が活躍しており、最高時速は283キロとかなり早い新幹線として、2003年から200年ごろには主力車両として栄えていました。
ただ、実際には横にGがかかるとして3分の1の区間で270キロ、他は255キロの制限がかかっています。
現在ではどんどんと廃車となっており、2019年には全て廃車になると言われています。
N700系って?
それではN700系とはどんな新幹線なのでしょう?
N700系は、700系を土台として作られた700系の改良版とも言える、快適性が向上したと言われる新幹線です。
こちらも700系同様「のぞみ」「こだま」「ひかり」といった種類の新幹線で使われています。
それどころか、どんどんと廃車となる700系に代わり、このN700系が代わりに増えてきていると言われています。
顔の作りにもかなり違いがあり、カモノハシのような可愛い700系の顔とは違い、シャープな印象を受ける格好いい顔となっています。
「エアロ・ダブルウィング」という形状だそうで、良く見るとカモノハシの面影もありますが、よりシャープな印象です。
この形状のおかげで、どうしても音が響いて騒音となる、トンネル内の音を軽減することができると言われています。
700系との一番分かりやすいの差が、この顔だと思いますので、覚えておいてください!
シートは爽やかな青で、席でタバコはすえませんが、喫煙ルームというものがあり、3、7、10、15号車のデッキにそれぞれ設けられています。
(10号車はグリーン車利用者専用)
現在主力となるのはこちらの新幹線で、2019年には全てこちらに変わるとも言われています。
こちらの最高時速は270キロ。
3分の2の区間をこのスピードで走っているそうで、かなり早いことがうかがえます。
現在、さらに改良を加えたN700Aという新幹線もありますが、若干乗り心地が改善されている程度で、実用面での違いはないそうです。
引退を迎えつつある車両と、これからを担う車両
700系とN700系は土台は同じでありながらも、引退していくものとこれからを背負っていくものという違いがありました。
きっと鉄道ファンの方には寂しい話ですが、そうでない方も引退までの間、ぜひ700系に一度乗ってみてくださいね!